眠れないときにやってはいけないNG行動
ここからは、眠れないときにやってはいけないNG行動をご紹介します。
睡眠の質を下げる行動・飲食を避ける
寝る前の飲酒や喫煙、カフェインの摂取、熱いお風呂に入る、激しい運動をする、スマートフォンやパソコンを操作するなどの行動は交感神経を活発にしてしまい、寝付けなくなったり、中途覚醒しやすくなってしまいます。
よりよい睡眠のため、これらの行動は避けましょう。
眠らなくてはと焦り過ぎない
翌日も仕事などやらなければいけないことがある場合、どうしても「眠らなきゃ」「寝坊したらどうしよう」と不安になってしまいがち。しかし、焦り過ぎると緊張して、余計に眠れなくなる悪循環につながりやすいです。
実は、最適な睡眠時間の絶対的な基準はないといわれています。これは、睡眠が一人ひとりの体質や年齢、性別などに影響されるためです。
睡眠時間が短くても、すっきり起きられて日中に眠気が起こることがない場合、自分にとっては十分な睡眠が取れているということなのかもしれません。
あえて「1日くらい眠れない日があったって大丈夫!」と開き直るのも一つの方法です。「大丈夫」と思うことで緊張がほぐれ、交感神経から副交感神経が優位になってリラックスにつながることがあります。
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眠れなくて病院を受診する目安は?
少し眠れないくらいであれば、ドラッグストアなどで市販されている睡眠改善薬を使ってみるのも一つの方法です。しかし、それでも眠れない場合は病院を受診しましょう。
具体的には、眠れないことで心身に不調があらわれている場合、眠れない症状が1か月以上続いている場合は、病院を受診する必要があります。
何科に行けばいいかは、つらいと感じている症状に合わせるといいでしょう。
眠れないこと自体に不安やイライラがある……内科、心療内科、精神科
昼間に強い眠気を感じる……脳神経内科、心療内科、精神科
息苦しさで目が覚める、異常ないびきがある……内科、耳鼻咽喉科
また、更年期の影響で不眠になっている可能性もあります。他にも更年期症状がありつらい場合は、婦人科を受診した方がいいケースもあるため、医師に相談してみましょう。