よそゆき用と決めつけず、自由に楽しむ
「今のライフスタイルってすごくボーダーレスですよね。近所でお買い物するときに着ていた服で、そのままおしゃれなレストランにも行く……みたいな。
昔はおしゃれ着と普段着がはっきり分かれていたけれど、今の時代、両方幅広く使える服がだんだん多くなってきています」と、サチコさん。
「”この服はこう着なきゃ”と縛られている人も多くいますよね。私も、少しそういうところがあるからわかる。これはよそゆき用だからパールのネックレスで、ヒールを履いて……と。
でもそうやって決めつけないで、もっとファッションの可能性を広げて楽しんでほしい。そうすることで、今の自分や今の時代に合ったおしゃれが見つかるはず」
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体はラクに、心は自由に!
「このコートの下に着たベルベットのワンピースなんて、昔ならパーティー用ですよね!」とちがやさん。「でも、こういう服を普段から着たり、カジュアルなブーツと合わせたり。それだけでおしゃれの幅が広がります」
「このコートもウール混でよそゆき用と考えがちですが、カジュアルなパーカーの上にサッと羽織ってもいい。アイデア次第で、いろんな使い方ができるのよ」とサチコさん。
「パールのネックレスも『冠婚葬祭アクセサリー』というイメージが根強いけれど、それだと残りの人生で、あと何回出番があるかわからない。それなら使っちゃえ!って(笑)。よそゆき用の垣根を越えて、普段着に取り込もう、っていう考え方、すごくいいと思うんです。
ストレスのない軽さや、今の気候に対応した服を選ぶことで、体はラクに。でも考え方やアイデアは、ボーダーレスで自由に。そうすることで大人のおしゃれはもっと楽しくなると思います」(ちがやさん)
撮影=玉井俊行
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