一気に寒さが増し、冬の到来を肌身に感じる今日この頃。温泉に行きたいと思う人も多いのではないでしょうか? 株式会社ゆこゆこが実施した、宿泊情報誌『ゆこゆこ』の読者が実際に宿泊した人気温泉地ランキングより、北関東エリアで人気の高かった温泉地をみていきましょう。
北関東エリアで「人気の温泉地」はどこ?
来たる年末年始、今年は「奇跡の9連休」とのことで、旅行を考えている人も多いのではないでしょうか? 寒い時期に行きたいのはやはり温泉。人気の名湯で日頃の疲れをリフレッシュするのもいいかもしれません。そこで今回は、北関東エリアの「人気の温泉地」ランキングを紹介します。
第3位 那須温泉(栃木県)
3位にランクインした「那須温泉」は栃木県那須郡にある温泉地です。那須温泉の源泉温度は63~80度と高め。泉質は硫黄泉で、皮膚病や胃腸病、疲労回復などに効果があるといいます。1390年以上続く歴史ある温泉地ということもあり、史跡めぐりも楽しみ方の1つです。一帯に広がる硫黄臭は、歴史ある温泉の情緒の1つとして、旅の気分を盛り上げてくれます。
また、12月から3月まで雪が降るという那須。降る雪を眺めながら露天風呂に浸かるのも、風情があっていいですね。温泉地の多くは1,000m近くの高原に位置しているため、避暑地としても有名です。夏に行って自然を楽しむのもいいかもしれません。
第2位 鬼怒川温泉(栃木県)
2位にランクインしたのは栃木県日光市の「鬼怒川温泉」。「千と千尋の神隠し」のモデルになった場所の1つともいわれています。泉質はアルカリ性単純温泉で、神経痛や五十肩、疲労回復や健康増進によいとされています。無味無臭でクセがなく、肌に優しいため、多くの人が楽しめる温泉として人気です。豊かな自然に囲まれており、世界遺産の日光も近いので、温泉以外でも楽しめるスポットになっています。
今では年間を通して観光客で賑わっている鬼怒川温泉ですが、昔は大名や僧侶のみが入ることを許されていたのだとか。明治以降に一般の人々にも開放され、1960年代からレジャー施設等の開発が進んでいき、今の姿になったといいます。都心からのアクセスもよく、家族連れにも人気の観光地です。
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1位は、多くの文豪に愛された、栃木県の名湯!
第1位 塩原温泉(栃木県)
1位は栃木県那須塩原市の「塩原温泉」。西暦806年に発見されたという歴史ある温泉で、尾崎紅葉をはじめとした多くの文豪に愛されていました。約150の源泉から湯が湧き出していて、1つのエリアに多様な泉質や成分の温泉が湧いているため、体調や気分などによって、湯を選んでゆったりと浸かれるのが魅力です。
塩原温泉郷の東部に位置する「もみじ谷大吊橋」は国内最長クラスの吊橋で、有名な観光スポット。また、豊かな森林に囲まれた塩原は空気も水も上質で、野菜が美味しいとのこと。塩原高原大根などの高冷地野菜はみずみずしくて柔らかく、甘いことが特徴です。
温泉以外にもグルメや観光など魅力が盛りだくさんの塩原温泉。1200年以上愛され続けてきた名湯が、納得のランクインでした。