毎月の負担を減らす!返済計画を立てる際のポイント
住宅ローンを利用したいものの、毎月の返済負担は軽くしたいと考える人は多いことでしょう。住宅ローンを組む前に、次の点を考慮しどれくらいの借入が必要か考えてみてください。
自己資金を増やしたりほかのローンを完済したりできるか検討する
自己資金を増やせば借入金が減らせ、毎月の返済額を抑えることにつながります。
金融機関によっては、土地や建物の取得費用だけでなく住宅購入にかかる手数料も含めて組めるローンを用意しています。しかし、借入金が多くなると金利が上がったり毎月の返済額が増えたりすることもあります。
これを回避するために、まずは自己資金をどれだけ用意できるのか検討しましょう。
ほかにローンを組んでいる場合は、そちらのローンを完済できるかも確認してください。複数のローンを同時に返済する必要がなくなり、毎月の負担が軽くなります。繰り上げ返済によって、利息を減らすこともできるでしょう。
手元に残しておくべき現金も考える
手持ちの現金をすべて住宅購入のための頭金にまわしてしまうと、急にまとまったお金が必要になったときに困ります。
ライフイベントや将来設計、収入が減ったりなくなったりする可能性を含めて、手元にどれだけの現金を残しておくべきかしっかり検討しましょう。
返済期間の長いローンの利用を検討する
返済期間が長くなる分、利息が増えるといった注意点はありますが、返済期間を長くすることで毎月の返済額は抑えられます。
ローンの条件は「返済期間35年」「80歳までに完済」といったものが一般的ですが、「返済期間50年」「85歳までに完済」といったものもあります。状況に応じて、どのローンを利用するか検討しましょう。
(広告の後にも続きます)
参考:車のローンは年収の何倍まで?
マイカーローンの種類にもよりますが、「年収以上のローンは組めない」「借入限度額は500~1,000万円以下」となっているのが一般的です。車を購入する際のローン借入上限額は、年収と同じくらい(年収の1倍)と考えましょう。
複数のローンを組む際は、返済比率がポイントになります。すべてのローンを合算し、返済比率25~35%でどれくらいの借入ができるのか計算してみてください。
家と車を同時に購入する場合、住宅ローンとマイカーローンを一本化したいと考える人もいるでしょう。しかし、住宅ローンとマイカーローンはまとめることができず、それぞれのローンを併用することになります。
「毎月の返済額を抑えたい」といった場合は、住宅購入のために用意した頭金で車を購入し、住宅ローンのみの利用を検討してみてください。