年末大掃除でやるのは遅い?【換気扇】ラクな掃除のやり方とおすすめ洗剤

換気扇掃除の方法2:つけおき洗い

換気扇の掃除で油汚れをラクに落とすためには、ファンのつけおき洗いがおすすめです。油汚れを取るポイントは「洗剤の力を最大限に発揮させる」こと。洗剤が汚れと反応するまでに時間がかかるため、つけおきしてから洗う方が、結果的に時間短縮になります。

つけおきの効果を高めるためにも、部品がしっかりと浸かるように、ゴミ袋や大きいバケツなどを使用しましょう。

換気扇の掃除に必要なもの

ゴム手袋
洗剤
大きなゴミ袋(40〜45L)1〜2枚
使い古しの歯ブラシやスポンジなど(※シロッコファン専用ブラシなども販売されています)
から拭き用の雑巾(ぞうきん)

換気扇のつけおき洗いの方法・手順

シンクの中にゴミ袋を広げ、40~60℃くらいのお湯を入れる。
お湯の量に合わせて洗剤を溶かす。
換気扇(レンジフード)から取り外したファンなどの部品を入れる(※穴が開かないように、ゴミ袋を二重にする)。
そのまま10~20分つけおきする。
油汚れが浮き上がって緩んだ状態になったら、ゴミ袋の中で使い古しの歯ブラシなどを使って、汚れを落とす。
水でよくすすいで洗剤を落とし、雑巾で拭いてから乾かす。

換気扇の掃除に使う洗剤は、食器用洗剤でもOKですが、レンジ用洗剤・油汚れ用洗剤を使うとより簡単に汚れを落とせます。その他、環境にやさしい重曹や、油汚れに強いセスキ炭酸ソーダ(セスキ)や酸素系漂白剤(オキシ)を使う人も増えています。

ただし、油汚れを防ぐ特殊なコーティングが施された換気扇は、中性洗剤で汚れが落ちるようになっています。その場合、セスキやオキシなど強い洗剤を使うと、逆にコーディングを傷つける可能性があります。取扱説明書などで使用可能な洗剤をチェックしておきましょう

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換気扇掃除におすすめの洗剤1:セスキ炭酸ソーダの使い方

換気扇の掃除におすすめの洗剤が「セスキ炭酸ソーダ(セスキ)」です。一般的な洗剤に使われている界面活性剤を使っていないため、自然環境や体にやさしい洗剤として注目されており、油汚れに強いことも特徴です。

油汚れにセスキがおすすめの理由は?

セスキ炭酸ソーダは、重曹と炭酸ナトリウムからできていて、入浴剤の成分としても使用されている白色・無臭の粉末です。ホームセンターやドラッグストアの他、最近は100円ショップなどでも購入できます。

セスキは重曹よりもアルカリ性が強く、油汚れを落としやすい・水に溶けやすいという特徴があるため、換気扇のつけおき洗いにおすすめです。

セスキを使った換気扇の掃除方法・注意事項

つけおき洗いの手順2で、ゴミ袋に入れたお湯500mLに対して小さじ1杯程度のセスキを溶かして使用します。セスキは手肌への刺激が強いので、必ずゴム手袋を着用しましょう。

カバーやレンジフードの周りに付いた油汚れを掃除するときは、セスキを溶かしたお湯をスプレーボトルに入れて吹きかけると便利です。整流板は、キッチンペーパーにセスキ水をスプレーした後、つけおきと同じようにしばらく置いてから洗うと、汚れが落ちやすくなります。