60代までに知っておくべき!血管の詰まりを予防する「7つの生活習慣」【医師監修】

血管を強くするための 7つの生活習慣

指針となるのが、アメリカ心臓協会が提唱した7つの生活習慣です。「特に血液の流れをスムーズにするカギとなるのは運動と食事です」と梅津さん。

7つの生活習慣

出典:アメリカ心臓協会

体によい食事
運動をして活動的になる
体重を減らす
適正血圧に保つ
コレステロールをコントロールする
血糖値を減らす
禁煙する

血流力の低下で生じる「ゴースト血管」

ごく細い毛細血管は、血管内皮細胞と基底膜のみでできています。近年話題となっている「ゴースト血管」は、血流の悪化により毛細血管が消えてしまうというもの。毛細血管をいきいきと保ち、ゴースト血管を防ぐためにも、血管内皮細胞の機能を良好にすることが大切です。

健康的な血管と血液を保つための7つの生活習慣の中で、特に重要な運動と食事。次回は、今からでもすぐにできる3つの運動を紹介します。

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梅津拓史(うめつ・ひろし)さんのプロフィール

東京都西東京市の保谷厚生病院の循環器内科部長 。2003年、防衛医科大学卒業。自衛隊医官、循環器専門緊急病院勤務等を経て、13年に静岡県の病院で循環器科および心血管カテーテル治療室を立ち上げ、15年の心臓カテーテル治療個人症例数(治療件数/循環器科常勤医師数)で東海地区1位に。7年間心臓カテーテル治療を主体として治療に取り組んだ後、千葉県の病院で心臓カテーテル室を立ち上げる。2020年9月より愛知県の病院で循環器センター長を務め、2022年4月から現職。日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会認定医。

取材・文=五十嵐香奈(ハルメク編集部) イラストレーション=中村知史
※この記事は雑誌「ハルメク」2021年7月号を再編集し、掲載しています。