【スピ系女子旅】大分県「普光寺」でマインドフルネス!大自然の中、阿字観瞑想で心デトックス!

55歳を過ぎてから、天草で隠れキリシタンの「隠れぶり」を知り、国東半島の「六郷満山」を巡り、臼杵で石仏を拝み、天孫降臨の高千穂を訪れ、九州の宗教文化に魅せられています。この秋は、これまたものすごいスピリチュアル体験をしてきました。

普光寺で阿字観瞑想

高野山真言宗の寺院「普光寺」(大分県・豊後大野市)には鎌倉時代に彫られたという磨崖仏があり、そのすぐ隣に穿たれた岩窟で、「阿字観瞑想体験」ができます。

住職に呼吸や姿勢、目線の整え方、心の持ちようなど、作法を教わり、朝陽に向かって座禅を組みます。

半分閉じたまぶたに頬に額に、暖かな日差しを感じ、鹿の鳴き声、いろいろな鳥のさえずり、川の音が聞こえてきます。

次々と浮かんでくる「邪念」(途中でトイレ行きたくなったらどうしようとか、お腹が鳴ったらどうしよう)を一旦受け入れて、流すを繰り返し、自分の中にいらっしゃる、大日如来さまに意識を向けます。

「情報が多すぎて、何が正しいのか分からなくなったら、自分の中の大日如来さまと対話して答えを見つけるのがいい」と住職。

このロケーションで、阿字観瞑想できるとあれば、大人気なのでは? と聞くと、情報発信の危うさを気遣い、自らは何も広報していないとのこと。ならば私が!

目の前にあるのは、大日如来を表す梵字「阿」
阿字観瞑想の名の通り、『阿』の『字』を『観』ながら瞑想します

※瞑想体験の様子を、住職さんがあらゆる角度から撮影してくれましたww

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星月庵で精進料理

阿字観の不思議体験で高揚した気分のまま、「星月庵」(臼杵市)へ。

禅寺(京都の臨済宗妙心寺)で料理番を長年つとめた和尚さんの丹精込めた精進料理が頂けます。

和尚みずから配膳。

「警策で打つ場合、臨済宗は前から、曹洞宗は背中側から。武士にウケたのは、『前から』。目の前で振り下ろされるから勇気が試される」

など、お話も勉強になります。

ゴマを1時間半練って作ったゴマ豆腐はねっとり、そして風味豊か。昆布から旨みをじっくり抽出した澄まし汁。

お料理は次々出てきて、お抹茶と羊羹でようやくおしまい。

箸袋に書かれた食事五観文の5つめに「道業を成ぜんが為に、将(まさ)にこの食をうくべし」とありました。

こんなに食べてしまった今、どれだけ修行しなければならないことでしょう。