エクステリアとは?外構との違いやデザインの種類を解説!

エクステリアの構成

エクステリアは、玄関アプローチやフェンス、庭などによって構成されています。エクステリアを考える際は、「門扉やテラスをどのようなデザインにするか」「玄関アプローチは芝生にするかコンクリートにするか」など、一つひとつの部分にこだわることが大切です。

ここでは、エクステリアの具体的な部分についてご紹介します。

 

門扉・門柱

門扉とは住宅と敷地の間に設けられた門のことであり、門柱は石やタイルなどでできた門の柱です。門扉や門柱は、訪問者が最初に見る部分であるため、住宅の「顔」ともいえるでしょう。

門扉の素材には、軽量で丈夫な「アルミ形材」が多く用いられています。そのほか木材や鉄製なども使われており、住宅の雰囲気に合わせて素材を選ぶとよいでしょう。

 

玄関アプローチ

玄関アプローチとは家の玄関から道路までの「道」のこと。コンクリートやタイル、レンガなどが広く用いられています。高齢者や足が不自由な人のために、手すりを取りつけるのも効果的です。

 

塀・フェンス

塀・フェンスは、他人の侵入を防いだり近隣の目を防いだりと、安全面やプライバシーの確保において重要な箇所です。フェンスに用いられる素材は、アルミ・樹脂・スチールなどさまざまな種類があります。

デザインや高さ、素材によって住宅の印象を大きく左右するため、慎重に選ぶことが大切です。ヨーロピアンな雰囲気、アメリカンな雰囲気など、テーマを決めるとよいでしょう。

 

テラス・デッキ

デッキとはリビングの外に作る段差がないスペースのことで、「外部リビング」のようなものです。テラスは建物の1階にある地面よりも、一段高くなった屋外スペースのことを指します。

デッキで多く用いられる素材は、木材です。テラスはタイルやコンクリート、天然石などが多く使われています。

 

カーポート(駐車場・ガレージ)

自動車を収納するための建物が「ガレージ」。駐車場に屋根や柱をつけた簡易的な車庫が「カーポート」です。

カーポートは見た目よりも機能性を重視して設置するのがおすすめです。車の停めやすさや防犯性などを考慮するとよいでしょう。

 

庭には、「芝生」「コンクリート」「庭砂利」が多く用いられています。天然の芝生は手入れが大変ですが、緑豊かでさわやかな印象を与えられる点が魅力です。

コンクリートは手入れが簡単ではありますが、一度コンクリートにすると変更が難しいので注意が必要です。

 

植栽

植栽とは、草木を植えることです。エクステリアにおいては、庭やアプローチ沿いに植栽するのが一般的です。

草花があることで、住宅の外観に彩りを加えます。高さのある草木を植えると自然の目隠しになったり、日陰を作ったりできるのもメリットです。

 

照明

照明は、玄関や門扉、アプローチなどを照らしてエクステリアを魅力的にする存在。間接照明のように表札や植栽などを照らすと、柔らかく落ち着いた印象を与えられます。家のなかにスイッチを設置すれば、外に出なくてもON/OFFの切り替えが可能です。

 

サンルーム

サンルームとは、太陽の光を多く取り入れられるように壁や屋根がガラス張りになった部屋のことです。自宅で日光浴ができるほか、室内でも洗濯物を早く乾かせるというメリットがあります。

もともとあるベランダをサンルームにリフォームすることも可能です。また、サンルームは基本的にガラスでできているため、汚れが目立ったり、夏場は暑かったりするデメリットもあります。

 

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エクステリアをつくるには?エクステリアづくりのポイント

エクステリアをどうつくるかも考えながら家づくりを進めることが大切。ここではエクステリアづくりのポイントについてご紹介します。

 

配置場所を考える

門扉から玄関までの動線や、玄関から駐車場までの動線を考慮してエクステリアを配置することが大切です。エクステリアは装飾面だけでなく、実用性もかなり重要視される部分。日々の暮らし方を考えながらエクステリアづくりを進めていきましょう。

 

目的を明確にする

カーポートやウッドデッキを設置する際は、きちんと使用目的を明確にしておくことが大切です。カーポートやガレージは、車を収納する以外にもDIYをする場所や家族でバーベキューを楽しむ場所としても活用できます。ガレージ内にコンセント穴を設置しておくなど、家づくりの段階から様々な用途で使えるように設計することでより使い勝手のよい場所になります。

またウッドデッキを設置する際にありがちなのが、だんだん使わなくなってしまうこと。せっかくつくったのにうまく活用できないのはもったいないですよね。洗濯物を干す場所として使うなど、日々の用途を明確にしてエクステリアを設計するとよいでしょう。

 

防犯面を意識する

エクステリアを設置する際は、装飾面だけでなく防犯面も意識しましょう。オープンデザインのエクステリアは開放感を演出できる反面、防犯面に弱い側面があります。クローズドデザインやセミクローズドデザインのエクステリアにすることで、玄関周りの防犯対策ができます。

また門扉を鍵付きのものにするのも、不審者の侵入を防げるためおすすめです。