50代モデルのマイブームは…たわし!? かわいくて便利な棕櫚(しゅろ)たわしの世界

まるでたわしの博物館! 2年待ちの商品も

ご縁があり、先日和歌山県海南市にある『高田耕造商店』さんを訪ねてきました。

たわしの博物館??

壁一面に、たわしや手編みの鍋敷き、いつかは欲しい憧れの棕櫚ほうきなどずらりと並び、見ているだけでワクワク。

中には、ペット専用たわしや、もともと洋服のメーカーさんからの特注品として作り始めたという衣類用もありました。衣類を傷つけないようやさしくたわしを当てれば、ほこりやペットの毛が取れるそう。

長い取手がついた体用の棕櫚たわしもが気になりましたが、なんと2年待ち……。

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「たわし枕」に「たわしスリッパ」…アイデアグッズも

アイデアグッズもありました。

これはたわし枕。なんとも愛嬌があるデザインです。夏場は頭が蒸れなくて良さそう。

たわしスリッパ。足の裏が程よく刺激されてとっても気持ちがいい!

併設した工房も見学させてもらいました。なかなか採取できなくなってきたという棕櫚。

たわしは全て職人さんの手作業で行われています。均等に切り揃え、芯になる針金に指先の感覚だけで調整し棒状にまとめていきます。

くるくる巻きあげて出来上がり。気持ちいいくらい、均一に揃っています。

天井には、かわいらしい棕櫚のハエ叩き。昔は一家に一つは当たり前だったそう。

部屋にこんなのぶら下がってたらかわいいなぁと思ってたのに、買い忘れてしまいました。

コシが強く耐久性に優れている棕櫚は、昔は和歌山の重要な農産物でしたが、海外からの輸入品が多くなり、だんだんと棕櫚の農家さんが減っていきました。

そんな中で高田さんは、育成プロジェクトを立ち上げ山に入り、長い年月をかけて栽培しているそうです。

職人さんが一つ一つ丁寧に手間暇かけて作る昔ながらのたわし。いざ暮らしに取り入れてみると、たわしの良さを再確認し、素朴な佇まいに愛おしさを感じています。

日々のお掃除にぜひ、参考にしてみてくださいね。

青木沙織里

あおき・さをり。カフェ巡りとあんこが大好き。19歳よりモデルを始め「nonno」などの雑誌、CM等を中心に活動。30代から「いきいき(現・ハルメク)」のモデルに。バッグ製作も行う。趣味はキックボクシング、ピラティス、陶芸など。グレイヘア育成中。インスタグラムは@blue_record365

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