まとめ~旧札のタンス預金の在り方~
今回の記事の要点をまとめます。
・旧札の価値は変わらず今後も利用できる
・タンス預金はデメリットが多く、あまりメリットはない
・旧札をタンス預金している場合、新札発行を機に両替、または金融機関に預けるといったことを検討してほしい
執筆しながら筆者の財布の中を確認してみると、紙幣は全て旧札でした。先日は全て新札だったのですが…。このように、当面は新札と旧札どちらも流通し、特に不自由を感じることは無さそうです。むしろ、現時点では新札に対応していない券売機などがまだあるようなので、もしかすると旧札の方が便利かもしれません。
ただし、数年経てば新札が流通の中心となりそうです。旧札でまとまったタンス預金をしている人は焦らずゆっくりと対策を考えてください。そもそも「まとまったお金をタンス預金にしている理由」は人それぞれだと思います。ただ新札に両替すれば良いというだけではなく、資産全体、家計全般を見直す機会にもなるかもしれません。
ぜひ「誰にも知られたくない」などと言わず、信頼できる専門家や知人などに一度相談することも検討してみてください。
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タンス預金に関するQ&A
Q:新札発行は「タンス預金のあぶり出し」と聞いたことがあります。どういうことでしょうか?
A:タンス預金は国や金融機関が把握することができません。世の中に出回っている通貨量を把握することは金融政策を行う上でも重要ですし、よりお金が出回り、循環していくことも経済にとっては大切です。国は新札発行を機に旧札が投資や消費に回り世に出てくることを期待しているとの見方から、タンス預金をあぶり出すという表現が使われています。
Q:タンス預金をしている場合、税務調査で分からないのではないでしょうか?
A:税務調査は様々な調査ポイントがあり、仮にタンス等に隠していても税務署の担当者が立ち合いの下、発覚することが多いです。租税回避のためのタンス預金はしてはいけません。