他の場所の掃除も「1か所15分」がキレイが続くコツ
さらに藤原さんは年末掃除だけではなく、日常のお掃除も「1か所15分がおすすめ」だといいます。
「住宅の建材や構造、住居環境はどんどん変化しています。たとえば機密性が高くなっていたり、ご近所との距離が近くなっていたり。それに合わせて掃除方法も少しずつ変化しています」と藤原さん。
あれもこれもというより、場所を絞って掃除した方がはかどりますし、15分という時間で集中した方がキレイになるといいます。
「よく使う場所は普段からこまめに掃除しておくと、ラクに作業できて、キレイになりますよ」
毎日のお掃除がラクになるコツも、藤原さんに教えてもらいました。
電子レンジの中:飛び散った汚れは蒸気で溶かす!
【用意するもの】
ゴム手袋
古タオル
手順1.濡らした古タオルを電子レンジで温めます
タオルを水で濡らして、あまり固く絞らず500Wで2分チン。
手順2.ちょっと待ってから絞って中を拭きます
5分くらい待ち、蒸気で汚れが溶けたところを拭きます。
キッチンの床:油汚れにはメラミンスポンジ&セスキ水!
【用意するもの】
セスキ炭酸ソーダ
メラミンスポンジ
セスキ炭酸ソーダとは?
セスキ炭酸ソーダは、重曹と炭酸ナトリウムで構成された「アルカリ剤」です。粉末なので、水500mLに対し、小さじ1杯を溶かして使います。たんぱく質、油汚れに強いのが特徴です。
【Before】
「キッチンのクッションフロアの汚れをなんとかしたいんです」と黒田さん。
メラミンスポンジとセスキ水で落とします
セスキを溶かした水を吹きつけ、メラミンスポンジでこすっていきます。
【After】
あっという間にピカピカに。市販の弱アルカリ性洗剤と仕上がりを比較しても、遜色なし!
窓のサッシ:マイナスドライバーの先を使うと便利!
【用意するもの】
ウエットシート
マイナスドライバー
手順1.マイナスドライバーの先をウエットシートで包み込みます。
手順2.汚れているサッシの隅を重点的に、傷つけないように優しく拭きます。
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「時短大掃除」をやり終えての感想は?
今回、5つの「年末掃除の新常識」をもとに、時短大掃除に挑戦した黒田さん。
藤原さんのさまざまなお掃除テクニックの中でも、ふきんは菌を広げてしまうことが目からウロコだったそう。
「ふきんは菌をむしろ広げてしまうというのは大発見。これからは、清潔さを保つようにしてみます!」
取材・文=原田浩二(ハルメク編集部) 撮影=鈴木真弓 イラストレーション=福々ちえ
※この記事は2019年11月号「ハルメク」に掲載された内容を再編集しています。