セントポーリアの名前の由来と花言葉
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セントポーリアという名前は、タンザニアのウサンバラ山地でドイツ人のフォン・セントポール・イレール男爵が発見したことから名付けられたそうです。
可愛らしい小さな花を咲かせることから、花言葉には「小さな愛」「細やかな愛」「小さな心」「親しみ深い」「深窓の美女」などがあります。「小さな愛」「細やかな愛」は、小さく可憐で愛らしい花を付けることに由来し、「親しみ深い」は一年中花を付け、広く愛される花であることに由来しています。また、窓から離れた日陰でも美しい花を咲かせる姿に由来して「深窓の美女」という花言葉もあります。
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セントポーリアの代表的な種類
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最もよく流通している種類に「オプティマラ」という園芸品種群があります。これは広い範囲の品種を一つのグループとして名付けたものなので、数が多くなっています。室内で楽しむために開花株が生産され、セントポーリアの中では比較的大型のタイプです。このグループの原種として有名なものにイオナンタがあります。イオナンタは現在のロゼット型園芸品種のもとになった原種で、タンザニアの丘陵に自生しています。花色は紫で、セントポーリアの中では大型です。
さらに、コンフューサもセントポーリアの原種であり、標高1,050m付近の森林の岩上に自生しています。青紫色の花を持ち、イオナンタとの交雑で生まれたといわれています。
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スタンダードな普通種では、濃い青にピンクの斑入りの花が特徴的な‘ロブスアウターオービット(Rob’s Outer Orbit)’、濃いピンク色に白いエッジ、花びらがフリル状で大株に育つ‘ストロベリーフィールズ(Strawberry Fields)’、青紫の花びらのエッジに濃い紫が入る大輪品種の‘ブルーアイドロシア’などが知られています。
トレイル種には、濃青紫色の花色にセミダブル咲きの‘ロブスワガワガ’、濃いピンク色に紫の斑入りの花色、セミダブル咲きの‘メリールース’などがあります。
狭い場所でも栽培できるミニ種では、デニムのようなブルーに白いエッジ入り、スミレのような見た目の‘フロステッドデニム(Frosted Denim)’、濃赤の花色にダブル咲きの‘ダンシントレイル’、白にピンクのエッジが入り、紫の斑入りが特徴的な‘ロブススマーティー パンツ(Rob’s Smarty Pants) ピンク’などが人気です。