カリフォルニアスタイルの家づくりの6つのポイント
カリフォルニアスタイルの家づくりでは、次のポイントを押さえることが大切です。それぞれのポイントについて、くわしく見ていきましょう。
1.間仕切りを少なくして開放感のある空間に仕上げる
家族みんなが集うLDKを開放感のある広々とした空間にすることで、カリフォルニアスタイルに近づきます。間仕切りをなくして、ひと繋ぎのLDKにして床面積を広げるのも効果的です。
実際に面積を広げられない場合も、窓の配置を工夫することで、視線が抜けて床面積以上の広さを感じられます。
2.天窓や大きな開口部などで自然光を採り込む
さわやかなカリフォルニアスタイルの家には、たっぷり自然光を採り入れるのがポイントです。窓の配置は快適性やデザイン、外観の仕上がりを考慮し、じっくり検討する必要があります。
窓のサイズや高さにこだわって、明るく温もりの感じられる家づくりを心掛けましょう。
3.性能に優れた収納スペースを作る
カリフォルニアスタイルの素敵なデザインを壊さないためにも、十分な収納スペースをつくり、整理整頓できる環境にしましょう。
市販の収納アイテムで収納不足を補うのも方法のひとつですが、部屋に凹凸が生まれて、設計時の雰囲気や開放感が損なわれてしまう場合があります。つくりつけの収納をつくり、収納不足を防ぐのが基本です。
4.家具や雑貨までトータルコーディネートする
完成度の高いカリフォルニアスタイルの家を目指すなら、内装とインテリアの世界観を統一することが大切です。ソファやカーテンなどのインテリアから、小物などの雑貨まで、内装とマッチするアイテムを揃えましょう。
5.ヴィンテージ感を意識する
カリフォルニアスタイルの家は、内装も外観も現代的なデザインを避け、ヴィンテージ感を意識してみてください。内装のベースはナチュラルな木目とシンプルなデザインで、レトロ感のある雰囲気に仕上げましょう。
建具や収納の扉も、木目調のものはヴィンテージ感が出ます。外観もアルミや樹脂よりも、アイアンや板塀のフェンス、レンガや枕木などの建材を選ぶとよいでしょう。
6.外観にもこだわる
魅力的なカリフォルニアスタイルの家にするなら、外観も内装のように、トータルコーディネートしましょう。
外壁屋根、玄関のアプローチ、駐車場、門扉、フェンス、シンボルツリーなど、細かい部分まで統一感を持たせるのがポイントです。ヤシの木や芝生などのグリーンを取り入れれば、西海岸に近いアメリカンテイストの外観の雰囲気を出せます。
(広告の後にも続きます)
後悔したくない!カリフォルニアスタイルの家のメリットと注意点
カリフォルニアスタイルの家を検討するなら、メリットとデメリットとなる注意点の両面を知っておくことが大切です。ここでは、それぞれについて見ていきましょう。
カリフォルニアスタイルの家のメリット
カリフォルニアスタイルの家のメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
・ダイナミックな外観:重心が低くて安定感がある
・開放的な室内空間:カバードポーチは室内外を緩やかにつなげて一体感を生む
・室内からの視界の広さ:広々とした前庭をつくることで視界が広がる
・太陽光パネルを設置しやすい:屋根が広く、日差しを活かせる住宅様式
カリフォルニアスタイルの家はおしゃれなデザインだけでなく、機能面でも良い点があります。
カリフォルニアスタイルの家の注意点
カリフォルニアスタイルの家の注意点としては、以下のようなことが挙げられます。
・リビングが暗くなる場合がある:カバードポーチに面した部屋は日当たりが悪い
・ポーチを使う用途がない:用途がなければデッドスペースになることも
・建ぺい率の関係で部屋が狭くなる:カバードポーチは建築面積に含まれる
・外部からの視線が気になる:リビングを外に開けた間取りになっているため
・街並みとの調和に配慮する必要がある:自治体により景観条例などの制限がある
カリフォルニアスタイルの家を検討する場合は、あらかじめ上記の注意点もチェックしておきましょう。