自分らしさがわからない
ところがいざパソコンの前に座ると、肝心のエッセイがなかなか決まらないのです。
日常での気付きやカフェでのくつろいだ時間のことなど、表現したい「自分事」は浮かんでくるのですが、
「これを私が書くことに意味があるのかな」
そう思い始めると、手が止まってしまいます。
「私らしい思い、私らしい視点……それって、どんなだったっけ」
以前書いたブログを読み返したり、ノートに書き散らした言葉のメモをまとめたり、本に収録するエッセイを決めるまでにかなりの時間を費やしてしまいました。
日常に紛れて「自分」という個性が見えなくなっている、そのことに改めて気付いた時間でもありました。
結局、中心となるフォトエッセイを2つ、軽い読み物を1つ、短歌の連作を8首選ぶことができたのは、約2か月後のことでした。
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印刷会社の選定あれこれ
あたりまえのことなのですが、リアルな本を作るには印刷しなくてはならず、料金も発生します。
そのことについてはまるで知識がなく、「20ページのA5サイズの本を30部印刷する」と設定して、ネットでいろいろ検索をしてみました。
すると、版下を作製しない「オンデマンド印刷」なら、ある程度お安く少部数の冊子印刷ができることがわかったのです。
しかも業界最安値のP社なら、30部で6000円を下回る価格。
「ありがたいな。ここでお願いしてみよう!」
そう考えて、P社のサイトで原稿作りの方法を調べてみました。