還暦記念に「エッセイ本」作ってみた!フォントから色指定まで大変だけど、30部で6000円!

Wordでの原稿作り

字体を試し打ちしたり、ページの割り振りを考えたり、地道な作業が多かったです!

価格がお安いだけあって、P社では「完全原稿」を求められます。

サイズ違い等、印刷過程での明らかな不具合は指摘していただけますが、それ以外は送った原稿がそのまま印刷されて本になる……つまり途中で何のチェックも入らないのです。

原稿の作り方はいくつかの方法があり、私は1ページずつWordで作製し、それをPDFに変換することを選びました。

フォントはどれにするか、文字の大きさはどれくらいにするか、ページの見開きや写真の配置、表紙デザインまで、決めるのは何もかも自分自身。

断ち切りを考えて3mm以上塗り足しをしておく、印刷の色はRBGデータより暗めに出る……等々、なじみのない注意点もあり、私にとっては連日脳トレをしている気分でした。

すべてを終えたなら、ページ順に並べたPDF原稿をフォルダに収め、そのデータを圧縮。メールに添付してP社に送り、完了です。

ここまでの作業のあまりの煩雑さに、

「ああ、やっと終わった~!」

と、この時は解放感に満ちて、バンザイをしたい気分でした。

そう、この時はまだ、何も知らずに……。