服がなかなか捨てられない、整理してもまた増えてしまう……。服でパンパンのクローゼットにお悩みの方も多いはず。どうすれば服の断捨離が気持ちよく進められ、スッキリ使いやすくできるのでしょうか?スタイリストの大沢早苗さんにお聞きしました。
スタイリスト・大沢早苗さんのプロフィール
個人向けの服の見直しや買い物に同行するおしゃれカウンセリング、パーソナルカラー診断も行う。著書に『大人のわたしに似合う服』(大和書房刊)。インスタグラム@sa_na27
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片付けてもリバウンドする理由
今回、クローゼットの片付けに挑戦したのは、若い頃から洋服が大好きだったという杉元美香さん。
年々たまった服でクローゼットは床までぎっしり。時折捨ててはいますが、「また着るかも」と残す服も多く、またすぐに元通りになってしまうと言います。
杉元美香さん(取材当時:70歳)
「ハルメク世代は服を手放すことに抵抗のある人が多い傾向です」とは、スタイリストの大沢早苗さん。
実際、杉元さんのクローゼットを拝見すると、OL時代のスーツやサイズが合わなくなった服など、今は着ていない服がたくさん。
「たんすの肥やしはそのままにせず、定期的に見直しましょう。服を片付けてクローゼットをキレイにしても、時間が経つと元通りにリバウンドしてしまう人は、服を手放す基準があいまいなのが原因です」と大沢さん。
クローゼットの過密状態を解消し、リバウンドを防ぐためには、“服を手放す基準”を意識して片付けることが大切です。