「社会のデジタル化が進んでも、いまだにデジタルデバイスで届けられないのが“香り”です」とMAHOさんは語る。「嗅覚を通じたリアルな感覚は唯一無二。フレグランスは心に寄り添い、自分をいたわる方法のひとつに。時代とともに、選び方はより自由になりました。率直に、自身が安らげ、“愛しい”と思える香りをまとうのが、今の楽しみ方です」。大人世代には、長年愛用する「私の一本」がある人も。「愛用ブランドの最新作をぜひ。比較しやすいうえ、きっと新たな発見があります」。フレグランスをしばらくお休みしていた人には「気負わずに、時々楽しむのもOK。また、フレグランスラインのシャワージェルやボディケアは取り入れやすく、ほのかに香るのでより手軽です」。昨今、存在感のある香調はムスク。「肌の温もりを思わせる、柔らかでクリーンな色香が魅力。昔のアニマリックなセクシーさは影を潜めました。シプレも同様に、モダンに進化。加えて、バニラのような甘い香りもいいですね。インパクトがあり、コケティッシュな魅力があります。ジェンダーレスな香りや、茶を基調としたティーノートも注目。どの香調でも、大人のフレグランス選びは上質さがポイントに。大人ならではの“余裕”を感じさせるセレクトができるとより素敵ですね」

エルメス

軽やかなエレガンスが漂う、メゾン初のモダンなシプレノート。フルーティな幕開けからウッディな印象へと変化し、そっと肌に寄り添う。

バレニア オー ドパルファム 100mL ¥24,860／エルメスジャポン
©Studio des fleurs

グッチ

いきいきと自由な心を表現。優雅さ、グルマンな甘さに、爽やかなコントラストを加えた新たなアプローチ。

フローラ ゴージャス オーキッド オードパルファム 50mL ¥15,400／ブルーベル・ジャパン