ブランド金目鯛「銚金」を活かす一政水産の“灰干し”とは?

「銚金」と呼ばれる特別な金目鯛をご存知でしょうか。
築地や高級料亭などでも一目置かれるブランド金目鯛、「銚子産の金目鯛」のことを、プロ達は略して“銚金”と呼びます。

そんな銚子産の金目鯛を使って作られた「灰干し」という干物が、今グルメ達の中で話題となっています。 今回は銚子産の金目鯛の魅力、そしてそれを活かす灰干しとは何かをご紹介します。

銚子産の金目鯛の魅力


金目鯛の主な産地としては、東京・千葉・神奈川・静岡などの関東地方の他に、高知や長崎などがあげられます。

その中でも銚子産の金目鯛はプロの間で“銚金”と呼ばれ、他の産地のものとは分けられるほど特別視されています。

その理由として、まず銚子の海は親潮・黒潮・利根川水流が流れ込みます。
豊かな海で豊富な餌を食べた金目鯛はたっぷりと身に脂がのり、その身は肉厚でしっとりとしていて、火を入れるとふわりと柔らかい極上の逸品となるのです。

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金目鯛の栄養分

DHAとEPA

DHAやEPAは体で合成することがほとんどできないため、食品から摂取する必要がある「必須脂肪酸」です。悪玉コレステロールの減少に効果があると言われ、様々な健康食品に含まれています。

金目鯛100gあたりDHAは870mg、EPAは270mg含まれています。ほかの魚と比べてみると、青魚と呼ばれる鯖や鰯よりは少なく、白身魚と呼ばれるひらめや鱈より多くのDHA・EPAが含まれていることがわかります。

脂の乗りがよく、大きさも一般的な金目鯛よりも大きな「銚金」には、より多くのDHA・EPAが含まれています。

体内で利用しやすい良質なたんぱく質

金目鯛は、人間が体内で効率的に利用できる良質なたんぱく質を含んでいます。また、脂質量に比べてたんぱく質の量が多いため、消化しやすく胃腸にやさしい食材です。