特殊な製法「灰干し」
金目鯛を美味しく食べる方法として、「灰干し」という手法があることをご存知でしょうか。
通常、干し魚は日光にあて水分を蒸発させますが、灰干しは文字通り「灰」を使って魚を干物に仕上げます。
どのように作られるかというと、まず新鮮な魚を丁寧かつスピーディに捌きます。
捌いた魚は即座に塩漬けにされ、塩を洗い流したのち、上下が灰で挟まれたサンドイッチのような姿で干されていきます。
この時、灰の吸収力によって魚から水分が吸い出され、“干された”状態になるのです。
上下空気に触れることなく灰によって干されるため魚が酸化することなく仕上がります。
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“銚金”の灰干し「一政水産」
干物の会社は数多くありますが、その中でも珍しい「銚金を使った灰干し」にこだわっているのが「一政水産」です。
一政水産は金目鯛の本場・銚子の地にて、昭和46年から高い支持を得続けている魚のプロフェッショナルです。
一政水産の作る灰干し金目鯛は、使用する灰にもこだわり抜いた「桜島の火山灰」を使用しています。
この灰に豊富に含まれるミネラル分が魚の酸化を防ぎ、干し魚によくある魚臭さを抑えてくれるのです。
火山灰が余分な水分を吸い上げ、金目鯛本来の旨味がギュッと濃縮した灰干しは、干物とは思えないほど身がふっくらとジューシーに仕上がっています。
職人が一枚一枚、丸一日かけて氷温で熟成させた「灰干し」。
一般的な金目鯛の干物とは異なるその美味しさを是非一度お試しください。