37歳の夫は1人暮らしをしたことがなく、結婚後も4年ほど義実家で同居。過保護な義母は家事をやらせないため、夫はとにかく家事ができません。試しに初めての家事として麦茶作りを夫にお願いすると、ポットに水と麦茶パックを入れてフタをするだけなのになぜかドヤ顔。麦茶をひとりで作れてうれしかった夫は、さらに珍行動に出てしまいます……。

私も休みたい!家事をお願いしてみると…





私は現在36歳。4歳の長男と2歳の次男、1歳の長女を育てるママです。現場仕事の夫は朝早く出勤し帰りも遅いため、私はいつも子ども3人の相手をワンオペしています。仕事に家事に育児と忙しすぎて、私は次第に体調を崩すことが増えてきました。休みの日くらいは家事や育児を手伝ってほしいと夫にたびたびお願いしてきましたが、夫はさも当然という顔で「俺できないから」とひと言。

義実家は“女性が家事をする”という昔ながらの考えで、夫だけでなく義父も義弟も家事が一切できません。育ってきた家庭環境は仕方がないので私が一から教えようと思い、「簡単だから一緒にやってみよう」と誘い、一番簡単な毎日の家事「麦茶作り」をお願いすることにしました。

わが家の麦茶作りは水出しなので、ポットに水と麦茶パックを入れてフタをし、冷蔵庫に入れるだけ。本当に家事をしたことがない夫は、麦茶作りですら5分以上かかります。「早くしてよ!」とイラっとするときもありますが、我慢……我慢……。作れたときには異常なほど褒め、何回か練習していくうちにひとりで作れるようになりました。

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麦茶が作れるようになった夫は義母へ報告!

夫は褒められると気分が良くなって麦茶作りを手伝ってくれるので、毎日必要以上に褒めていました。マザコンな夫はある日、麦茶が作れるようになったことを義母に報告したいと言い、家族で徒歩5分の義実家へ帰省。37歳の息子が麦茶を作れるようになったことを報告すると、「すごいじゃない! あなた天才ね!」とべた褒め。義実家で夫が麦茶を作ってみせるとなぜか拍手が起こりました。「あなた(夫)が作った麦茶は世界一おいしいよ!」と普段の変わらないはずの麦茶を褒める義母に、既に麦茶をひとりで作れる長男と私は引いていました……。

子どもが30代になっても過保護な義母は「麦茶を作るくらいならいいけど、他の家事はあなたがやりなさいよ。息子(夫)は仕事で忙しいんだから」と苦い顔で言ってきたので、「そうですね」と言いつつ内心は「今しか夫が成長できるチャンスはない! お義母さんごめんなさい!」という気持ち。しかし、夫は麦茶が作れることに満足して、それ以上の家事はせず、毎日ドヤ顔で麦茶を作るだけです。