塗り壁の内装とは?特徴やメリット・デメリット、お手入れ方法も解説

内装を塗り壁にするデメリット

機能性も見た目もメリットが多い塗り壁ですが、施工後に後悔のないよう、デメリットや不安を解消するコツも押さえておきましょう。

 

費用が高い

のり付け作業の機械化が進み、広範囲を一度に仕上げられるクロス貼りに比べ、塗り壁は左官職人が手作業で塗っていくため、時間がかかります。また素材や人件費もクロス貼りと比べると高くなる傾向があります。

 

素材によっては汚れが気になる

塗り壁は素材の持つ調湿作用の高さゆえ、吸収した湿気や水分がシミになってしまうこともあります。また、表面の凹凸にほこりが付着しやすいのもデメリット。クロスのように簡単に水拭きできない素材もあるため、事前にお手入れ方法をよく確認して素材を選びましょう。

 

強い衝撃で剝がれたり欠けたりすることもある

塗り壁は強度や耐久性が高い素材も多いですが、ものを強くぶつけるなど大きな衝撃によって表面がはがれたり欠けたりすることもあります。

また、そこからひび割れて大きくなると、補修が必要です。

 

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内装の塗り壁をきれいに保つお手入れのコツ

塗り壁に憧れているけれど、クロスと比べてお手入れに手間がかかりそうで迷っている人もいるでしょう。しかし、素材別の特徴や方法を押さえれば、簡単なお手入れで汚れを落としたり防いだりすることもできます。

いずれの方法も、はじめに目立たない場所で試してから行ってください。

 

手垢など軽い汚れには消しゴムやメラミンスポンジが効果的

手垢などの軽い汚れなら消しゴムで、それでも落ちにくい汚れなら軽く濡らしたメラミンスポンジでこすると簡単に落とせます。

ただし力を入れすぎるとせっかくの風合いのある模様が消えたり、はがれや欠けの原因となったりするため、やさしく行ってください。

 

土壁や砂壁は、やさしくほこりを落とす

土壁や砂壁は、シミや表面がはがれる原因になるため、水拭きできません。

ざらざらした表面にほこりや汚れが付着しやすいので、ハタキなどでこまめに払うと、汚れの固着を防げます。強くはたくと砂や土が落ちるため、力を入れずにやさしくはたいてください

 

漆喰や珪藻土は水拭きもできる

漆喰や珪藻土は水拭きも可能です。

汚れが目立つ部分は、中性洗剤を溶かした水で固く絞った布で拭き、残った洗剤を水拭きで拭き取ります。一部分だけ集中して行うと色が変わって目立つことがあるため、注意してください

 

まとめ:塗り壁の特徴やメリット・デメリットを押さえて、表情豊かな内装を楽しもう!

今回はおしゃれなカフェ風や和モダン風の内装で注目されている塗り壁を特集しました。

塗り壁は味のある表情だけでなく、自然由来の材料を使った体や環境にやさしい点や、部屋を快適に保つ機能性の高さも大きな魅力です。

塗り壁の種類別の特徴やメリット、お手入れ方法を押さえて、表情豊かで快適な塗り壁の内装にぜひチャレンジしてみてください。