【パントリーの間取り】使いやすい配置例3選
パントリーの3タイプをご紹介しましたが、ここではそれぞれの実例を解説します。
①キッチン横(ウォークインタイプ)
キッチンの横にウォークインタイプのパントリーを配置する例です。
キッチンからのアクセスがよいため使いやすく、収納力も抜群です。
出入口の向きによって外からパントリー内が見えてしまうため、ドアを設けるか出入口の向きを検討しましょう。
また、湿気対策にも注意が必要です。
②キッチンと洗面・脱衣所の間(ウォークスルータイプ)
ウォークスルータイプを設けて、キッチンと洗面・脱衣所をつなぐ例もご紹介します。
水回りの動線がよく、家事がラクになる配置です。
また、パントリー内には食品類だけでなく洗濯用洗剤やタオルなどを置いて便利に使うことができます。
注意点としては、リビングや寝室などほかのスペースが狭くなりがちなため、間取りを十分検討して配置しましょう。
③流し台背後の壁(壁設置タイプ)
流し台の背後の壁に設置するタイプもあります。
ほかの2タイプに比べて収納力は低くなりますが、動線は最も短いため家事効率がよくなります。最低限の収納スペースが欲しい場合にはおすすめです。
ただし、ほかの2タイプに比べて見えやすいことが欠点のため、これを避けるために扉をつけるなど工夫が必要になります。
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パントリーの間取りを検討するときの注意点6つ
パントリーを設ける際の注意点を6つご紹介します。
①広さは最適か
パントリーの広さに注意しましょう。
パントリーを設ければ、それだけほかのスペースを圧迫することは間違いありません。
必要な広さに対して余分ではないか、逆に狭い間取りで使いづらくないかを十分に検討しましょう。
②リビングから中が見えない位置か
パントリーを設けてものを収納すれば、キッチン周りがきれいに片づきます。
しかし、収納先のパントリー内が外から見えてしまうと台無しです。
出入口の向きを外から見えづらい配置にするか、難しい場合はドアを設けるようにしましょう。
ドアを設ければ、普段は開けて風通しをよくしておき、来客時には閉めるといった使い分けが可能です。
③棚は使いやすい配置か
パントリー内の棚の位置にも気をつけましょう。
できるだけ収納スペースを大きくすることも大切ですが、ものを出し入れしやすい棚の配置にすることが重要です。
高すぎる位置や奥行きが深すぎないかなど、収納するものや状況をイメージしながら考えましょう。
④湿度が高くならないか
湿度にも注意が必要です。
特にウォークインタイプでは湿度が高くなりやすいため、換気扇を設けたり風通しのよい向きに配置したり工夫をしましょう。
パントリー内に窓を設けることもおすすめです。
⑤照明をつけているか
パントリーを設ける際、意外と忘れてしまうものが照明です。
夜間帯はもちろん、日中でも棚の奥を探すときなどに見やすくなるため、照明をつけるようにしましょう。
人感センサータイプであれば、両手が塞がっている場合でも便利です。
⑥コンセントの配置は適切か
照明同様に忘れてはいけないのがコンセントです。
家電を配置する場合のほか、パントリー内の掃除をする際にもコンセントがあると便利です。
キッチンに設けるコンセントとあわせて検討することで、無駄のない位置に設置できるでしょう。
まとめ:ポイントを押さえて使いやすいパントリーの間取りを実現しよう
食材や食器類をまとめて収納できるパントリーは人気の高い設備です。
最近では注文住宅だけでなく、建売住宅でもパントリーのある間取りが増えています。
あると便利で求める人が多いパントリーですが、設ける場合には注意すべき点がいくつもあります。
設置する際には生活スタイルや家事動線も考慮しながら、最適なタイプ・配置を選ぶようにしましょう。