40歳の友人は「心も体も若く」がモットー。それはいいのですが、最近は若作りの度が過ぎてかなり痛々しい事態に……。それでも周りの意見に聞く耳を持たず、わが道を行くファッションと言動で、ついに「昭和のギャル」というあだ名で呼ばれる始末。そんな彼女の仰天エピソードをご紹介します。
きっかけは韓国のアイドル
高校時代からの友人は、40歳で飲食店を経営している独身です。スタイルもよくかわいらしい顔立ちで、昔からモテモテ。40歳になった今も、実年齢より若く見られていました。そして彼女も、それを自慢に思っているようでした。
ある日、彼女とランチの約束をした私は、待ち合わせ場所に現れた彼女の姿にびっくり! 重めのぱっつん前髪のストレートロングヘアにフリルのブラウス、ミニスカートにヒールの高い白のロングブーツ。
その姿はそう、昔一世を風靡(ふうび)したアムラーのようでした。
恐る恐る「その格好いったいどうしたの?」と聞くと、「美容院で、韓国のアイドルグループのメンバーに似てる、って言われたからその子を意識して」という返答が。しかしその姿は、何度も言いますが、韓国アイドルというよりも、時代遅れのアムラー。
ファッションのチョイスがことごとく間違っているのです。なんとなく、周りの人にじろじろ見られているような気がして、思わず下を向いた私。それとは対照的に、彼女は「私を見て」といわんばかりに堂々とした態度でした。
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若作りはだんだんエスカレート
その後、彼女の若作りのスタイルと言動はエスカレートしていきました。韓国アイドルを意識しているようなのですがどれも何だかちょっと、どこかがずれているんです……。
へそ出しのTシャツを着たり、腕にバラのタトゥーを入れたり。LINEでも絵文字を多用していましたが、お店のスタッフからは「オーナー、これ、若い子のLINEじゃなくて、おじさん構文(おじさん特有の言い回し)になってますよ」と指摘される始末。
SNSも若い子を意識した自撮りばかり載せていました。正直、目も当てられないくらい痛い状態になっていたのです。
そのころには、友人たちから陰で「昭和のギャル」というあだ名で呼ばれるようになっていた彼女。その状況に少なからず心が痛くなった私は何度か「もうちょっと年相応の美しさを身に着けたら?」と忠告しました。
しかし、友人は「え? なんで? 私のしたいファッションをしてるだけだし、誰にも迷惑かけてないじゃん」と聞く耳を持ってくれませんでした。