おしゃれな部屋にしたいけど、センスがないから無理。
そう思っているあなたに朗報です。どんな部屋もおしゃれになる〝三種の神器〟がありました!
一級建築士でインテリアコーディネーターの大塚さんに教えてもらいました。

教えてくれたのは……
大塚彬子さん
一級建築士・インテリアコーディネーター。アイエ一級建築士事務所代表。リノベーションからインテリア・収納まで、住まいづくりをトータルサポート。著書『この3つで劇的にあか抜ける 人生が変わるインテリア』も好評。

必須アイテムはグリーン、ポスター、照明の3つ

インテリアのプロとして多くの部屋をコーディネートしてきた大塚さん。
試行錯誤の末にたどりついたのが「グリーン、ポスター、照明」という”三種の神器”。

「どんな部屋も三種の神器を取り入れるだけで、確実におしゃれ感が出ます」 

ポスターは壁にかける、照明は天井からつるすので、部屋が狭くても問題ありません。工事も不要ですから、賃貸でもOK。
家具を買うお金や手間をかけずとも、おしゃれな部屋をつくることができるのです。

「インテリアの悩みは〝物を減らしすぎて殺風景〟か〝物が多くてごちゃごちゃしている〟の2つに大別できます。三種の神器を取り入れれば、どちらの悩みも解決できますよ」

Before

シンプルでナチュラルなインテリア。小さな小物やグリーンは飾られていますが、空間のメリハリがなく、寂しい印象を受けます。

After


視界1mの範囲にグリーン、ポスター、照明の三種の神器を投入。
立った時も座った時も、自然と三種の神器が目に入るので、物足りなさは払拭。
リズム感が出て部屋全体が生き生きと明るく、おしゃれに感じられます。

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効果を発揮するのは視界1mの範囲

「グリーンや照明を取り入れているのに、おしゃれにならない」という場合は、取り入れ方に問題があるのかもしれません。

「三種の神器は〝視界1m〟に取り入れることが大事です」

視界1mの範囲とは、立ったときの脚の付け根から頭のてっぺんまで。身長にもよりますが、ソファ上の壁、チェストやダイニングテーブルの上などが相当します。
この範囲に三種の神器を取り入れると、視線が集まり、グッとおしゃれ感が出るのです。

殺風景な部屋はメリハリがつきますし、ごちゃつきも気になりにくくなります。

「まず取り入れてほしいのはグリーン。次にポスター、最後は照明で仕上げるのがおすすめ」 

また、大塚さんはこんなメッセージも。
「部屋は心の鏡といいますが、部屋が居心地よくなれば、自分の内面も確実に変わります。三種の神器を取り入れながら、自分らしいインテリアを楽しんでみてください」