年末恒例の「コミックマーケット(コミケ)」で、物騒な事態が起きたようだ。
主催側の「コミックマーケット準備会」は2024年12月30日、東京ビッグサイトで29~30日に開催された「コミックマーケット105」において、「複数のサークルに対する脅迫行為等が発生」したとXで報告した。
「約80の国・地域から参加がありました」
コミックマーケット準備会は12月30日にXで、24年冬のコミックマーケットは2日間で各15万人、合計約30万人の来場があったと明かした。夏の開催時と比べて、合計4万人増となった。
「コスプレ登録者数は2日間を通じて1万2千人を超え、こちらもコロナ禍後の最高となりました」「海外参加者も多様化し、電子チケットの販売データや国際部の対応ログベースでは、約80の国・地域から参加がありました」とも報告した。
半面、残念な知らせもあった。
「今回のコミケットにおいて、複数のサークルに対する脅迫行為等が発生しています。また、準備会に対する脅迫もあり、既に警視庁東京湾岸署へ被害届を提出、現在も捜査が行われています」
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事件の詳細は公表せず
コミックマーケット準備会は、捜査中を理由に事件の詳細は公表していない。ただし、「以前より、この種の脅迫については警察・会場に報告、脅迫を受けたサークルの周囲の巡回強化等必要な措置を講じています」と、対応を済ませていると明らかにした。
大勢の人の楽しみを台無しにする行為は許せないと、Xには脅迫に対する批判が相次いだ。中には、法整備が必要だと主張する人がいた。
一方で、1日15万人を集める巨大イベントにおけるセキュリティー対応の難しさに言及する投稿もあった。