40代を迎えたとき、ふと「自分の人生このままでは終わらせたくない」という気持ちがよぎりました。そんなタイミングで幼なじみの友人の挑戦を目の当たりにし、大きな刺激を受けることに。長い付き合いの中で1番輝いて見えた彼女の姿に「私も何か始めたい」という思いが芽生えたのです。4人の子どもを育てる専業主婦として忙しい毎日を送りながらも、母であり自分らしい人生を生きるために、新しい一歩を踏み出した私の体験談をお話しします。
幼なじみが切り拓いた夢の形
幼なじみの友人は、結婚後に美容師としてパートで働いていました。小学生の息子を育てながら、美容師としてのキャリアを続けていましたが、オーナーとの美容への考え方に悩み、迷う日々が続いていたそうです。そこで彼女は「自分で店を持ちたい」という夢を抱き、夫と相談。最初は反対されたものの、情熱を伝えることで理解を得て、創業にまつわる研修会に参加するなど経営の勉強を始めました。
そしてついに念願の美容室をオープン。友人自身が最初から最後まで担当する温かい接客やお客さんの髪を大切に考えた施術が話題を呼び、今では予約が難しい人気店に成長しました。子どものころから知っている彼女の行動力に、私はただただ感心するばかりでした。
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子育ての合間に気付いた「自分の時間」
4人の子育てに追われる毎日は、あっという間に過ぎていきます。家事や育児が忙しく、自分のことを考える余裕はほとんどありません。それでも、子どもたちが成長するにつれ、ふと「私はこのままでいいのだろうか?」と思う瞬間が増えてきたのです。
そんなときに友人の挑戦を目の当たりにし、自分の中で何かが動き出しました。彼女の姿を見て、「母親である私にも何かできることがあるのでは?」と考えるように。そして、少しずつ自分の「やりたいこと」を見つめ直し始めたのです。