夫に内緒で義母が来訪!言い訳する夫を義母が一喝
ある日曜日の朝、夫が起きてくるとリビングには義母がいました。息子と話したいと言った義母を私が招き入れたのです。義母は夫の名前を呼び、テーブルに座らせました。夫はぎょっとしながらも状況を把握した様子。義母は開口一番「あなた、奥さんが妊娠したっていうのに、仕事を辞めたそうね? しかも遊び回っているって?」と声をかけたのです。夫は「つい羽目を外したというか……」と口ごもりました。
すると、義母は顔を真っ赤にしてテーブルをたたき「お父さんみたいになってもいいのね!?」と一喝! 聞くと、母子家庭だった夫の父は家庭を大事にせず、好き放題遊んでは借金を作り、仕事もしないような人だったそうです。幼いころから夫はそうした父を反面教師として生きてきたとのこと。
「あんなふうにならないでまともに生きるって、あなた言ってたじゃない。妊娠すると平気そうに見えても体は変化するし、つらいのよ。奥さんをいたわりなさいよ!」と涙を流しながら諭す義母に、夫は頭を抱えました。そして、私と義母に向かって「ごめん! 心を入れ替えます」と謝り、「つい遊んでしまった」とぼそり。
次の日、夫は改めて私に謝罪して「大変なときなのに、寄り添わないで悪かった」と言ってくれました。
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まとめ
その後、夫は改心して仕事を見つけ、すぐに働き始めて私を安心させてくれました。今も一生懸命頑張ってくれています。私も無事に妊娠期間を乗り越えて出産。玉のようにかわいいわが子を抱いて、幸せを感じる日々です。
夫は父親を反面教師にして生きてきたけれど、仕事の重圧からやっと逃れたあのとき、それまでの反動からタガが外れてしまったそうです。夫と父親の間にそんな過去があったとは知らなかった私ですが、義母のひと言が夫の親としての自覚を引き出してくれたと感じています。息子を愛あるムチで一喝した義母に感謝したい出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
マンガ/山口がたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
著者/日野 アスカ
30代女性・会社員。38歳の夫、2歳の息子、3歳の黒猫と暮らす。日々ハイテク家電を使いこなしながら、時短家事を研究している。育児と仕事の両立をテーマにライターとして執筆中。