乃木坂46を卒業したあと、グアムを旅した山下美月。完全フリーの2週間していたこととは?

乃木坂46のメンバーとして駆け抜けた8年間に終わりを告げ、2024年5月ひとりの足で歩み出した山下美月。いま、女優として着実に経験を積み重ねている彼女と鍋をつつきながら、2025年の意気込みを語ってもらった。



「種をまき続けることが未来の自分を作っている」



乃木坂46のメンバーとして駆け抜けた8年間に終わりを告げ、ひとりの足で歩み出したのが2024年5月のこと。

いま、女優として着実に経験を積み重ねている山下美月さんにとって、この1年は間違いなく人生のターニングポイントとなったに違いない。

「まだ半年だけど、もう半年なんだ。一瞬で年末が来ちゃった。というのが正直な気持ちです。

去年の今頃は年末の歌番組に出演させていただいていたことを思うと、あぁ……今年はもうテレビで観る側なんだなぁ、と。何とも言えない不思議な感覚もありますね」

卒業コンサートを終えたあと、人生で初めて味わった達成感を胸に、リフレッシュすべく旅立った場所は、南国・グアムだった。

「2週間くらい滞在して、毎日ステーキやハンバーグを食べて、海で泳いで遊園地で遊んで。開放感をたっぷり味わいました」

グアムから帰国した後はすぐに仕事モードにギアを切り替え、今日に至るまで“種まき”に全力を注いだという。

「自分の性格的に楽観的なタイプではないので、今は充実していても、1年後はもちろん、5年後なんて分からないですし、常に大丈夫だろうかって考えちゃうんです。

将来のことを語るには、経験が全然足りない。だからいまは目の前の作品に全力で集中して、なるべく多くの作品に関わらせていただけるように意識しています。

種をまき続けていくことが未来の自分を作っていくのだと思っています」



「同世代の演者さん、それぞれの役への入り方はどの現場でも勉強になります」



力強い決意を宿した瞳でそう話す山下さん。2024年は同世代俳優たちとの共演も多く、それが大きな刺激となったという。

「『六人の嘘つきな大学生』で共演した浜辺美波ちゃん、赤楚衛二くん、佐野勇斗くんら5人のメンバーからは、それぞれいろんな影響を受けましたね。

今をときめく同世代の皆さんとご一緒させていただけただけでも光栄なんですが、各自お芝居のアプローチや役への向き合い方、解釈の仕方が全然違うんです。それこそ、主演の浜辺美波ちゃんは1歳下なんですけど、すごくどっしり構えている面と年相応の愛らしさとが共存していて。すごいなぁって。

今まで出会ったことのないタイプの方々ばかりでしたし、すごく勉強になりました」

同世代といえば、今回初共演となる永瀬 廉さんも同年代。社会人で言えば4年目にあたり、作品の中でも後輩の教育係を任される役どころを演じる。

実際はどうなのかと聞けば、マイルールは徹底して守る方で、1週間の献立はもとより、家に帰ってきてからどの順番で何をするかまで決まっているのだとか。

「変なところが几帳面ですね。そういった部分は今回演じるまどかちゃんに近いものがあるかもしれないです。詰め込むのはグループ時代から慣れていますし、忙しさへの基礎体力にも自信があるので、まだまだ走り抜けたいと思っています」

2025年は1月スタートの新ドラマに加え、3月には映画の公開も控えている。山下さんが地道に種を蒔き、水という名の情熱を注いだ作品が花開く日は近い。

本誌登場は今回でなんと6回目。また、いっそう輝きを増した彼女と再会する日が楽しみだ。



■プロフィール

山下美月 1999年生まれ。東京都出身。2016年、乃木坂46の3期生オーディションに合格しデビュー。グループを牽引するエースとして活躍し、2024年5月に卒業。現在は俳優、モデルなど多方面で活躍。連ドラでのラブコメディは今回が初挑戦。

■衣装

ワンピース(価格未定)〈エストネーション TEL:0120-503-971〉、ピアス¥462,000、リング(右指先)¥303,000、(右指元)¥473,000、リング(左)¥429,000〈すべてPOMELLATO/ポメラート クライアントサービス TEL:0120-926-035〉



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