毎日、家事に追われてバタバタ! 今こそ長年のルーティンを見直すべきとき。
家事を減らして効率よくすれば、時間も心にも余裕が生まれて、暮らしが変わります。
シンプルライフを提案しているマキさんに、“やめてもいい”家事をお伺いしました。
教えてくれたのは・・・
シンプルライフ研究家
マキさん
夫婦ともに会社員の共働き、娘2人の4人家族。YouTube「エコナセイカツ」などで、暮らしのヒントを発信。『これからの人生を豊かにする時産』(文藝春秋)。
家事の工程を見直し必要ないものはカット
「家事は、一生懸命やるほどきりがない。でも、やることに追われて余白のない日々は、心にも余裕がなくなります。そこで、私は家事の工程をひとつずつ分解し見直すことにしました」
料理なら、「レシピを検索する」「スーパーに行く」「脳内で段取りする」も料理の時間です。調理の時間が30分でも、その前後の時間は減らせると考え、「夕飯はフライパンで焼くか炒めるだけの調理」「買い物は生協の宅配」と決め時間をカット。
調理法が決まると使う道具も減り、片付けも早くなったそう。
家事を効率よくするために、生活自体を見直した部分も。
「洋服は、シーズンごとに2~3コーデを着まわし。素材はリネンなど乾きやすいものばかりです。下着も同様に2~3枚のみ。服はすべて吊るす収納ですが、家族4人分がひとつのクローゼットに収まっています」
こうした工夫で、洗濯のプロセスの中でも「洗い方によって仕分ける」「洗剤を選ぶ」「乾いたらたたむ」「引き出しに収納する」などをカットできます。
「家事を時短に、と聞くとネガティブな印象もありますが、自分の休息時間や、なにかを生産するための“時産”だと考えて、実践してみませんか?」
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時短がキモ!「料理」の効率ワザ
朝ごはんはワンパターンでOK
朝食は寝ぼけた頭でも体が動くように、火を使わずに調理できるものを準備。
パンなら、ゆでたまご、野菜、フルーツなどのワンプレートでOK。
ごはんの時は、しらすや明太子などに、火の通りやすい小松菜や油あげのお味噌汁が定番です。
食材は宅配を利用
「卵、豆腐、ヨーグルト、葉物野菜、薄切り肉など、注文するものもある程度決まっているので、悩みません。
調味料や洗剤も買えるので、買い物の時間はもちろん、重い荷物を持ち帰る労力をカット」。ちなみにマキさんは生協を利用とのこと。
野菜は「半調理」でそのまま副菜に
主菜はフライパンひとつで作りますが、野菜の副菜は、半調理の作り置きを活用。
生協から野菜が届いたら、まとめて洗って切って、麺つゆを水で割った調味液につけておく「半調理」で保存します。
副菜としてそのまま食卓に出せばOK。