米アクション映画「ビーキーパー」の入場者特典おみくじに「大凶」が入っていたことについて、映画配給会社のクロックワークスは、「不適切な判断をした」と公式サイトで謝罪したが、なぜ謝る必要があるのかとの声もネット上で相次いでいる。
この映画は、ジェイソン・ステイサムさんが演じるビーキーパー(養蜂家)が、恩人を死に追いやった詐欺集団に復讐を果たそうと奮闘する、というストーリーだ。米国では2024年1月に公開され、日本では25年1月3日に公開が始まった。
「気分を害する『大凶』を入れるという不適切な判断」
上映する映画館では、入場特典として硬貨風ステッカーが入った「ステイサムからのお年玉」袋を配り、ステッカーの裏面はおみくじになっていた。
ところが、クロックワークスは1月4日、この特典がおみくじ付きだと明記せずに配ったことについて「配慮が足りない」という指摘を受けたとして、「大変申し訳ございませんでした。今後は封入物に関して明確な記載を十分留意し再発防止に努めてまいります」と公式サイトで謝罪した。
さらに、14日になって再び、次のような宣伝部一同のお詫び文をサイトに投稿した。
「受け取らないという選択肢がない中でお客様に内容が不明な特典を配った点、またその配布物が『おみくじ』であり受け取った側が気分を害する『大凶』を入れるという不適切な判断をしたことについて深くお詫び申し上げます。今回の事態を重く受け止め、問題が再発しないよう深く反省し皆様に喜ばれる宣伝を心がけるよう努めて参ります」
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「そこまで深刻な事案なんか?」「全て笑い飛ばして」
このおみくじについては、「『大凶』が出たらやはり良い気持ちにはならない」「自分の意思で購入したおみくじと特典とは性質が異なります」とネット上でも批判の声は見られた。
また、映画を宣伝するための話題作りではないかとの見方もあった。
その一方で、おみくじには、そもそも大凶もあるのだから、映画配給会社がわざわざ謝罪する必要はないのではないかとの声も多かった。
「そこまで深刻な事案なんか?」「気を引き締めていかなきゃなって 思えば良いだけ」「文句を言うより、全て笑い飛ばして」
おみくじの写真を投稿して、「大凶なんてレアすぎるw」「めっちゃウケた」「むしろ大当たりですよね」と喜ぶ向きもあったほどだ。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)