永瀬廉と山下美月が火鍋を囲んで仲良しトーク。鍋効果で、ふたりの意外な一面が見えた!?

1月スタートの新ドラマで初共演を果たす、永瀬 廉さんと山下美月さん。

今号の表紙をダブルで務めたふたりの“初顔合わせ”は『華都飯店』の冬の名物、酸菜(スヮンツァイ)火鍋を囲んで。

ソロインタビューから対談まで、スペシャルな内容でお届けする。



この日、初顔合わせのふたりに聞いた!絶品鍋をシェアして知った仕事への想いと覚悟



特別版表紙と通常版表紙を飾る両者の対談という試みは、東京カレンダー誌上初。1月スタートのドラマで永瀬 廉さん、山下美月さん、ふたりが主演を務めることから実現した。

取材当日はまだ、作品のクランクイン前ということで、顔を合わせるのは、なんとこの日が初めて。

シャッター音が響く中、山下さんが小声で「“はじめまして”で東京カレンダーさんの乾杯シーン、どんな表情が正解なんですかね……」と戸惑いながら永瀬さんと視線を合わせる。

そこですかさず、「“はじめまして”の表情でええんとちゃいます?」と関西弁で応じる永瀬さん。その言葉に山下さんも「そうですよね」と安堵の表情を浮かべていた。

「同じ歌番組などに出演したことはあっても、すれ違いざまに挨拶するくらいで、初対面も同然です」と永瀬さんが言うように、会話すること自体も初だそう。つまり、冒頭のファーストカットは、正真正銘の「はじめまして」のシーンを切り取ったということになる。

「人見知りな方なので、少し緊張しています」と話していた山下さんも、撮影開始直後はやや硬い表情だったが、そこは鍋の効果だろう。スープからいい香りが立ち上り、湯気がふたりを包み込む頃には、そんな緊張も柔らかくほぐされたようだった。

『華都飯店』の冬季限定の名物鍋、「酸菜(スヮンツァイ)火鍋」をひと口味わうと……。



永瀬:めっちゃ、うまい!プリプリのエビが、テンション上がる!牡蠣もおる!

山下:スープが染みわたりますね。初めて味わうタイプのお鍋。おいしい……。お鍋の形から見たことがなかったので、食べる前からワクワクでした。



と、ともに笑顔を弾けさせた。



「スープの出汁すら、自分では作れません。鍋パーティは全部丸投げ派(笑)」(永瀬さん)



撮影後に行われた個室での対談では、ふたりが囲んだ「酸菜火鍋」についてのトークからスタート。

「これまで食べたことのない味」と声をそろえたスープについてふたりにクイズをだしてみた。使われている7種の主たる食材を当ててもらうことに。



永瀬:えー!まじで分からない。鍋すら自分で作れないので、僕。家で友達と囲むときも、“場所と材料は用意するから、あとはヨロシク”ってパターンなんです。洗い物まで全部丸投げ、自分はノータッチ。

だから、こんな複雑な味わいのスープの材料なんて分かるはずないです。あー、塩!さすがに塩は使われてるでしょ!?

山下:(隣で爆笑)

永瀬:舌がポンコツなのがバレる……。

山下:私は夏でも冬でも季節問わず、お鍋は家で、自分で作って食べますね。キムチ鍋、豆乳鍋、出汁でさっぱり食べるのも好きで。ふぐ鍋をお取り寄せしたこともあります。

今日のお鍋のスープに魚介や貝柱は絶対使われてると思います。いろんな味が何層にも複雑に重なっている感じでした。



正解は……鶏ガラ、豚ガラ、干しエビ、干し貝柱、生姜、香味野菜、昆布。

その一つひとつを発表するたび、永瀬さんは「えー!」を連発。一方の山下さんは、興味津々な表情を浮かべ、「やっぱり」「なるほど」とばかりにうなずく。

その対照的な姿は、共演するドラマの役どころそのままだ。



「買い物は節約派。日々の中に小さなご褒美を見いだすのが好き」(山下さん)



10代からトップアイドルとして活躍してきたふたりが初共演するドラマ『御曹司に恋はムズすぎる』。

ルックスとお金だけで生きてきた自由奔放“ポンコツ”御曹司を永瀬さんが、真面目で堅実なド庶民女子を山下さんが演じる。見どころは、ラブコメならではの掛け合いだ。

だが、この日が初対面ということもあって、どんなコンビネーションが見られるのかそこはまだまだ未知数?と思いきや、テンポよく会話が進んでいく。



編集部:今日会うまで、お互いどんなイメージを持っていましたか?

永瀬:山下さんは、しっかり者のイメージ。絶対、長女ですよね?

山下:ひとりっ子です。永瀬さんはキラキラ輝いていて、“職業イケメンです!”みたいなイメージでした。

編集部:御曹司と庶民女子、お金の使い方も対照的なふたりですが、実際のところご自身は?

永瀬:先行、不利ですって。

山下:いや、そこはお願いします。

永瀬:僕は結構、買い物で使っちゃうタイプですね。ストレス発散という面もあると思います。

買い物自体はオンラインじゃなくて、店に行って買いますけど、車の後部座席にショッパーがバーっと並んでいるのを見ると、それで満足しちゃう。帰ってから開けるのが面倒くさく思えちゃって、寝かしちゃうものも多いかな。

山下:私は帰ったらすぐ開けます。そして、絶対次の日に着ます。なんなら、2日に1回くらいのペースで着ちゃうかな。

永瀬:ホンマに!?僕、2024年は何年も着たいと思える“一生モノ”に出合っちゃったんですよ。レザーのジャケット、奮発したんです。でも、まだ1回も着てない(苦笑)。

あと、ブレスレットも買ったんですけど、サイズ直しで本国に送っていて。手元に戻ってくるのが来春と聞いて、その時までそのブレスレットのことを覚えていられるか、自分でも自信がない。

山下:絶対、忘れてそうですよね(笑)。私は買い物に関しては、割と節約派かもしれないです。

永瀬:すごい、役柄まんまやな。鍋も自分で作るし、さすが長女や。

山下:いや、ひとりっ子です(笑)。でも、お鮨を食べに行ったときだけは、大好きなエンガワを20貫くらい食べます。ひたすら、それだけ。

永瀬:エンガワ20貫?え、塩で?それ、大人やわ。

編集部:永瀬さんは白米好きで知られていますが、白米に合わせるおかずのマイベストは?

永瀬:味噌汁だけでも全然イケますけど、肉だったらタン塩、おかずだったらピーマンの肉詰めがいい。ってか、舌は5歳児のままです。

山下:白米のベストな相棒、ということなら、私はバターですね。炊きたての熱々にちょっと贅沢なバターをのせて、トリュフ塩を振って食べます。もう至福の時間なんです。

永瀬:贅沢な……バター?

山下:奮発して。白米と食べるのにぴったりなのがあるんです。

永瀬:なんや、そんなおしゃれな食べ方があるんか!



ドラマは真逆の環境で生まれ育ってきたふたりが、ともに仕事に邁進しながら初めての挫折と本気の恋を知るというストーリー。

聞けば、御曹司のキャラクターは永瀬さんをイメージした当て書きの部分も大いにあるとか。



永瀬:こんなふうに思われてたんや、っていう部分と思い当たる節と、どっちもあります。

鏡を見て、“今日も俺は美しい”とまでは言わないですけど、それに近しいことはしなくもないんで(笑)。僕の特徴を面白い風にデフォルメしてくれているので、台本を読んでいても楽しいです。

『東京タワー』で演じた役とは別人ですけど、そこは自分も振り切って演じていきたいと思っていますね。その方が見てくれる人たちも喜んでくれるんじゃないかな、と。



一方、山下さんが演じる庶民派OLまどかもまた、“山下さんらしさ”が随所ににじむ。

特にコメディエンヌとしての才能は、アイドル時代の彼女を知るファンならば、疑う余地はないはずだ。



山下:ラブコメはあまり経験がないので未知数ですが、真面目で仕事に一生懸命、という部分は、私も仕事に一直線なタイプなので演じやすいかもしれません。

ふたりの掛け合いの部分では、私が演じるまどかちゃんが永瀬さんのお芝居をしっかりと受け止める必要があると思うので、そこを頑張りたいですね。



ふたりのタッグがどんな化学変化を起こすのか。2025年早々、ファンならずとも必見だ。



■プロフィール

永瀬 廉 1999年生まれ。東京都出身。2018年、King & Princeとしてシングル『シンデレラガール』でCDデビュー。ソロでは俳優として多くの作品に出演。1月7日スタートの火曜23時ドラマ『御曹司に恋はムズすぎる』(関西テレビ)で主演を務める。

山下美月 1999年生まれ。東京都出身。2016年、乃木坂46の3期生オーディションに合格しデビュー。グループを牽引するエースとして活躍し、2024年5月に卒業。現在は俳優、モデルなど多方面で活躍。連ドラでのラブコメディは今回が初挑戦。

■衣装

[山下さん]ワンピース(価格未定)〈エストネーション TEL:0120-503-971〉、ピアス¥462,000、リング(右指先)¥303,000、(右指元)¥473,000、リング(左)¥429,000〈すべてPOMELLATO/ポメラート クライアントサービス TEL:0120-926-035〉



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