「会社の価値を向上させ(価値の毀損を回避する)ことを目的」
続く投稿では、「株主総会での議案提出権」について解説した。
「議決権の1%以上または300個以上の議決権を6か月以上継続保有している株主は、株主総会に議案を提出することができる。株主総会で提案を行う場合、会社法に基づき、株主総会開催日の8週間前までに会社に対して書面で通知する必要がある」
「3万株」を保有する協力者を求めた根拠について、フジテレビの親会社にあたる「フジ・メディア・ホールディングス」の発行済株式数は、「2億3419万4500株(2024年9月30日時点)」であり、「1単元(100株)につき1議決権があるため、300個の議決権を得るには 3万株が必要」。「2025年1月時点での株価は約1,638円で、300議決権分(3万株)の値段は約4,915万円(1,638.5円 × 30,000株)となる」としている。
議案提出を行う理由については、「株主が有する株主総会への議案提出権は、会社と敵対するものではなく、むしろ会社の価値を向上させ(価値の毀損を回避する)ことを目的としています」と説明。
今回の問題に関しても「今回の一連の報道を見る限り、フジテレビ内のいかがわしい女子アナ献上カルチャーについて、経営陣も頭を悩ませている可能性があります」とし、改善を促すきっかけとなると述べた。
「この悪風習を放置して最も損害を受けるのは、フジテレビの株主です。フジテレビが社会から支持される会社に転換できるよう、一石を投じるなら今がそのタイミングのように感じます」