離婚したほうがよいケース

夫の仕事に問題がある場合で、離婚したほうがよいケースがあります。それは、生活費をもらっていない場合やDV、モラハラ、不倫などの別の問題がある場合です。夫の収入がどんなに高くても生活費をもらっていなければ妻は常に生活に窮します。それでは「無収入」と同じ状況になってしまい、妻が苦しいのも当然です。夫が妻に生活費を払わないのは「悪意の遺棄」として離婚理由にもなります。

夫が不倫している場合にも離婚理由になりますし、DVやモラハラを受けている場合にも離婚が認められます。実際、高年収で外面のよい方が家でDV、モラハラ行為をすることはよくありますし、お金を持っているので不倫にも走りやすいなどの問題もあります。

こうした別の問題がある場合、我慢している必要はありません。夫の年収が高く家の資産額も多ければ、多額の財産分与や慰謝料を獲得できる可能性も高いので、勇気を持って離婚に進めましょう。

〈参考〉

※調査結果発表:リスモン調べ~第5回「離婚したくなる亭主の仕事」調査~夫の仕事が原因で離婚を望む妻、前回調査より増加

https://www.riskmonster.co.jp/pressrelease/5_1/

白谷 英恵

Authense法律事務所