
将来認知症にならないためにも、先手を打って脳を元気にする習慣を始めることが大切。40年以上にわたり2万人を超える認知症の患者さんを診てきた朝田隆さんに、今日から取り組める8つの習慣を教えてもらいました。
教えてくれた人:朝田隆(あさだ・たかし)さん

1955(昭和30)年生まれ。82年東京医科歯科大学医学部卒業。東京医科歯科大学神経科精神科、山梨医科大学精神神経医学講座、国立精神・神経センター武蔵野病院(現・国立精神・神経医療研究センター病院)などを経て、2001年より筑波大学教授。15年より筑波大学名誉教授、メモリークリニックお茶の水院長。20年より東京医科歯科大学客員教授。最新刊は『認知症グレーゾーンからUターンした人がやっていること』(アスコム刊)
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習慣1:おしゃれも趣味も年甲斐もないことにトライ

「60歳を過ぎたら年甲斐のないことをしましょう」と朝田さん。例えばネイルアートをしたり、髪型や髪色を変えたり、おしゃれをして出掛けるだけでも脳への刺激になります。
国立長寿医療研究センターが40~82歳の2205人を10年間追跡した調査でも、好奇心が強い人ほど言語能力、理解力などの知的能力を維持できることがわかっています。