50代からのイメチェン大作戦:55歳、老け見えグレイヘアが一気に垢抜け!ビフォーアフター

イメチェンのポイント5:下地で肌の乾燥・くすみをカバー 

最後はメイク。「自分でもできるメイク方法」という塩田さんのオーダーに沿って、メイク・鈴木さんには通販サイトで買える市販のメイク道具を使ってもらいました。

「いつもは化粧水と乳液くらいで、ほとんどスキンケアはしない」という塩田さんに、メイク・鈴木さんは「少し肌が乾燥しているので、オイルを足すのがおすすめ」とアドバイス。

さらに、美容液成分を含んだジェルミルクで保湿してから、肌色乳液を顔全体に塗って、肌のくすみをカバーしていきます。

「血色アップには、ピンクが入っている下地がおすすめ。下地でしっかりトーンを整える分、ファンデーションは薄めに付けるだけでOKです」

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イメチェンのポイント6:血色アップメイクでクマを隠す 

顔全体に下地を塗ったら、いよいよ塩田さんのお悩み・目の下のクマを解決していきます。

「目の下のクマが気になるからと、そこだけ明る過ぎる色を塗ると、逆に目立ってしまう原因になります。肌なじみのいいオレンジ系のコンシーラーやコーラルピンク系のチークで色をプラスすると、クマや目元のくすみを自然にカバーできますよ」

さらに、笑顔のときに盛り上がる部分にオレンジのパウダーチークを塗る“にっこりチーク”で、血色アップ!

「筆に残ったチークを他の場所にもなじませると、肌のトーンの差がなくなって、目元が目立ちづらくなります」と鈴木さん。

鏡を見た塩田さんは「本当ですね! 目の下が全然気にならない、すごい」と驚きの表情を浮かべます。

イメチェンのポイント7:元気に見せるアイメイク&リップ

続いては、アイメイク。「眉がうまく描けない」という塩田さんですが、「グレイヘアの人は眉毛をしっかり描くことが大切」と鈴木さん。

「目元がハッキリして見えると、元気な印象に見えます。眉は、パウダーだけだとぼんやりした印象になってしまうので、パウダーで下書きしてからペンシルで描いていくのがおすすめです」

目頭の延長線を目安に眉頭を描いたら、黒目の上まで描き、眉尻が下がらないように横にスライドしながらスッと力を抜くように描く、という3ステップが失敗しないポイントです。

「アイラインも、目元を元気に見せるコツ。アイラインは一気に線を引こうと思うと難しいので、まつ毛とまつ毛の間を埋めるようにして、少しずつ引きます。目尻を少し上げて描くと、さらに元気な印象に仕上がります」

最後に、落ちにくく保湿力もあるマットリップで華やかさをプラスしたら、イメチェン完了です! 

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明るく華やかに!イメチェンビフォーアフター写真を比較

ぺたんこ髪と目の下のクマのせいで暗く見えるのが悩みだった、塩田さん。果たして希望通り「華やかにイメチェン」できたのでしょうか?

さっそく、写真でビフォーアフターを比較していきましょう!

フロント(正面から)

#キャプ
【フロント】Before:ぺたんこ髪とクマで暗い印象→After:髪型&メイクで若々しく

イメチェン前はパックリと2つに髪が分かれ、目の下のクマが目立っていましたが、イメチェン後は分け目をなくして前髪を作ったことで、グンと若々しい印象に! 髪の毛&肌のツヤもアップしました。

サイド(横から)

#キャプ
【サイド】Before:額の肌色が目立つ→After:前髪からサイドの毛流れでカバー

サイドもイメチェン前は額の肌色が目立ち、後頭部がぺたんこでしたが、イメチェン後はきれいな丸みのあるショートボブに。前髪から自然な毛流れで後頭部までつながった髪型で、全身のバランスもアップしました。

バック(後ろから)

#キャプ
【バック】Before:全体に重たい印象→After:襟足スッキリ短めショートボブでボリュームアップ

バックから見たときも、襟足がスッキリ短くなった分、視覚効果で後頭部のボリュームがアップして見えるようになりました。

「すべてが新しい発見でした!早く家族に見せたいです」

最後はお待ちかねの撮影タイムです。プロのカメラマンを前に、笑顔でポーズを決める塩田さんに、イメチェンの感想を聞いてみました。

「撮影前の自分はくすんでいる印象だったのですが、イメチェンで明るく華やかに変身できて本当にうれしいです。髪がぺたんこになる悩みも、分け目を変えて前髪を作るだけで印象がかなり変わって驚きでした」

「目の下のクマがずっと気になっていたのですが、今は顔全体が明るくなり、気にならなくなりました。これまで楽なメイクしかしてこなかったのですが、丁寧に下地を作れば年齢肌の悩みもしっかりカバーできるということがわかりました。課題だった眉メイクもやり方を教わったので、自分でも挑戦してみます!」

「いつもは塗らないラメネイルや、初めて挑戦したグリーンのセーターなど、すべてが新しい発見でした。偶然にも今日は娘の誕生日なので、華やかにイメチェンした姿でお祝いできてうれしいです。早く家族に見せたいです」

そう言う塩田さんは、全身にポジティブなオーラが満ちて、まさに「華がある人」そのものでした。少し前まで「暗く見える」と悩んでいたのが嘘みたいです。

髪型やメイクの悩みを解決するきっかけとして、これからを前向きに生きるために、ぜひ皆さんもイメチェンに挑戦してみてくださいね!

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TEL:03-5980-7522 
東京都豊島区巣鴨3-20-14 山下ビル2階/不定休

美容師:向井みえさん
施術前のコンタクトを大切に、女性ならではの視点で髪のお悩みにアプローチするスタイリスト。髪質や骨格に合わせたスタイルを提案するのはもちろん、自宅でのヘアケア・メイクのアドバイスも。

メイク:鈴木みほさん
40代以上の女性を愛らしく輝かせるメイクを得意とするメイクアップアーティスト。広告をはじめ舞台、 CM、PV、コスメブランドなどでアーティストやモデルのヘアメイクを手掛け、活躍中。
 
取材・文=竹下沙弥香(ハルメクWEB) ヘアカット=向井みえ(えがお美容室) メイク=鈴木みほ(えがお美容室) ネイル=橋本まりえ(えがお爪工房) 衣装スタイリング=久瀧ゆき(えがお洋品店) 撮影=土谷陽介、吉原潤一(えがお写真館)