【老後資金を早く確実に貯めたい!】自分に向いている貯め方はどれ?人気FPが詳しく解説

なんとなく「老後」という言葉がリアルになってくる50代。「いったいいくらあれば老後の暮らしは安泰なの?」「今からの対策でも間に合う?」と不安や焦りを感じている人も少なくないのでは? 今回は50代からでもまだ間に合う、老後資金を早く確実に貯める方法を解説します。

「公的年金だけでは暮らせない」という現実

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前回は、「自分の年金額」を調べる方法をお伝えしました。「ねんきん定期便」に記載の年金額を見て、「これだけ?」と愕然としたのではないでしょうか。

FPとして長年相談業務を行ってきましたが、ねんきん定期便を見て「わぁ、年金こんなにもらえるの?」と喜ぶ人を見たことがありません。ほぼ全員が少ない年金額に驚き、ショックを受けます。

少なくて当然です。そもそも日本の年金制度は、現役時代の収入を100%保証する設計にはなっていないからです。加えて、50代の女性は、厚生年金に加入している期間が少ないので、なおさら年金額は少なめです。

つまり、公的年金の収入だけで老後の生活を暮らせないということです。キビシイ現実を知ったら、すぐに気持ちを切り替えて、老後資金作りに励みましょう。

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本当にお金が貯まる近道は「積み立て」!

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お金を確実に貯める一番の近道は、「毎月積み立てでお金を貯めて、残ったお金で暮らすこと」です。なんだ、そんなこと…と思うかもしれませんが、これを実践している人は、本当にお金が貯まっています。

反対に、「残ったら貯金しよう」と考える人は、残念ながら貯蓄額は少ないのですよ。これ、本当です。

50代のみなさんが確実に老後資金を貯めようと考えるなら、すぐに「積み立て」を始めてください。それも「こんなに積み立てすると、生活が厳しくなるかも」くらい、ちょっと背伸びした金額で積み立てるのがおすすめ。

積立額を多くすると、支出を減らさざるを得ませんから、支出をコントロールする力も身に付けることができます。今のうちに「残ったお金で暮らす」トレーニングをしておくと、年金生活にソフトランディングできるようになるメリットもありますよ。