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iDeCoはやるべき?50代で始めるメリットとは

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(3)のiDeCoも有力な選択肢です。iDeCoにあってNISAにないメリットは、掛金が毎年の所得控除の対象になること。

生命保険料控除のように、掛金は所得から引かれるので、給与などにかかる税金の節税メリットがあるのです。

フルタイムで働いていて、結構な所得税・住民税がかかっている人は、iDeCoも始めるといいのでは。毎月の掛金限度額は、公務員は2万円、会社員は勤務先によって2万円、もしくは2万3000円です。勤務先の企業年金制度の有無によって異なるので、人事部などに聞いてみるといいでしょう。

現在、iDeCoは厚生年金等の公的年金に加入していると65歳まで掛金を出すことができます。70歳まで延長になる法改正案も出ているので、50代でも始めるメリットはありますよ。

NISAもiDeCoも商品選びで迷うことでしょう。手数料の安い投資信託の選び方は次回のテーマとします。

文・深田晶恵