
体脂肪計の測定結果の見方
体脂肪率とは、体に占める体脂肪(皮下脂肪と内臓脂肪)の割合をパーセンテージで示した数値です。体脂肪が過剰に蓄積された状態が、「肥満」となります。
体脂肪は、低ければ低いほどいいというわけではありません。体脂肪は体温維持やホルモン分泌コントロール、外的衝撃から内臓を守る、健康的なボディラインを保つなどの役割を担っており、体脂肪率が低過ぎると健康に悪影響が出ることがあります。
40〜59歳の女性の体脂肪率の平均値は、22〜35%までが標準の範囲です。
体脂肪率は見た目からもある程度予想することができますが、一見痩せて見える人でも内臓脂肪が多くついている「隠れ肥満」の可能性があります。体脂肪率を落としたい、ダイエットしたい、健康管理したいという場合は、きちんと体脂肪率を測定するのがおすすめです。
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体脂肪率を正確に測るポイント

ここからは、体脂肪率を正確に測るポイントをご紹介します。
毎日同じ時間、服装で測る
測るタイミングに気をつけるだけでなく、同じ時間帯に測ることも大切です。「昨日は夜、今日は朝」では条件が変わり、測定結果に誤差が出る可能性があります。
朝なら朝、昼なら昼、夜なら夜と、体脂肪率を測る時間を決めておきましょう。そうすることで、体内の水分量の変化に伴う誤差を最小限にできます。
また、服を着て測定する場合は、パジャマやTシャツなど、毎回同じような服装を選ぶのがおすすめ。服の重さによっても誤差が生じるためです。
測定前に排尿や排便を済ませておくこともポイント。毎日なるべく同じ条件で測ることが、正確な体脂肪率を測る上で大切です。
身長・性別・年齢を正確に入力する
体脂肪計や体組成計では、測定前に身長・性別・年齢などのデータを入力します。このデータが間違っていると、測定結果が正しいものにならないため、必ず正しいデータを入力することが大切です。
平らで硬い場所で計測する
体脂肪率を測るときは、計測場所にも注意が必要です。平らで、しっかりと硬い場所に体脂肪計や体組成計を置いて、計測しましょう。
畳や絨毯、マットなど柔らかいものの上に置いた状態では安定せず、正しい数値が測定できません。
素足、軽装で測る
体脂肪率を測定できる体重計は、足の裏が乗る部分に電極があり、ここから微弱な電気を送ることで体脂肪率を測定しています。そのため、素足で乗る必要があります。
靴下やストッキングなどを履いていたり、足が濡れている状態、足の裏にゴミがついていたりすると、うまく測れずに誤差が生じる可能性があります。足の裏をきれいにしてから、素足で乗りましょう。
体脂肪率を測るときの服装は、可能であれば何も服を着ていない、裸の状態で測るのがベスト。その方が正確な数値になりやすいです。
しかし、裸で測定するのが難しい場合は服を着てもOK。服の重さが測定結果に影響しないよう、なるべく軽装を選びましょう。