
自律神経を整え、“睡眠の質”を改善するための朝昼晩の簡単なセルフケア法を医師3名に教わり、3回シリーズで紹介します。最終回では、眠りの悩みを持つ読者3名の実践・成果レポートも!まず1回目は、質の良い睡眠をとるために重要な「朝の過ごし方」と「食事のコツ」です。
教えてくれたのはこの3人
小林弘幸(こばやし・ひろゆき)さん
順天堂大学医学部教授。自律神経の第一人者として数多くの患者を診察。『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム刊)など著書多数。
梶本修身(かじもと・おさみ)さん
東京疲労・睡眠クリニック院長。著書に『すべての疲労は脳が原因』(集英社新書)シリーズなど。雑誌やメディアに多数出演。
溝口徹(みぞぐち・とおる)さん
医療法人回生會みぞぐちクリニック院長。福島県立医科大学卒業後、横浜市立大学附属病院などに勤務。『心の不調の9割は食事で治る』(フォレスト出版刊)など著書多数。
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生活習慣を変えれば、睡眠の質は改善します
「50代は家事や仕事、介護など日頃からがんばり、交感神経優位のまま過ごしている方が多いです。生活習慣を変えれば副交感神経もしっかり働くようになり、睡眠の質が改善します」と言うのは、医師の小林弘幸さん。
また医師の梶本修身さんは、「快眠のコツは、自律神経の中枢である脳に負担をかけ過ぎない快適な環境を整えること。寝る前に鼻呼吸などで“脳を冷やす”のもおすすめの習慣です」と語ります。
さらに、「たんぱく質などの栄養素をしっかりとり、血糖値を急激に上げ過ぎない食べ方の工夫が自律神経を整えるカギです」と医師の溝口徹さん。早速、朝昼晩のセルフケア、始めてみませんか。