55歳、新たな挑戦。モデル青木沙織里が始めた「鼻歌」のように心地よい服作り

雑誌やCMでおなじみの50代モデル・青木沙織里さんの連載。今回は青木さんが新たに始めたブランド「Huminaa<フミナ>」についてご紹介します。

青木沙織里の新たな挑戦「Huminaa<フミナ>」

長年続けてきたモデルの経験を生かし、モデル業と並行して個人のブランドを立ち上げました。

ブランドの名前はHuminaa<フミナ>───

フィンランド語で「鼻歌」という意味です。気分の良いとき、リラックスしてるときに自然に出ちゃう鼻歌……着る人の毎日を「ごきげんにしたい」という想いを込めました。

年齢を重ねるにつれ、体型の変化や肌が敏感になってきたのを実感し、素材やデザインにこだわった大人世代のためのアイテム作り……。

肌着を中心に、少しずつですが、洋服の製作も始めています。

モデル業以外の分野の挑戦は、なかなかにハードルが高く、勇気のいる決断でしたが、試行錯誤を重ね一年かけてようやく販売までたどり着きました。

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牛乳パックとリネンの生地!? 和歌山の素材に導かれ…

肌着の生地に使用したのは、世界一のメリヤスの産地、和歌山県のオーガニックコットン100%の接結生地。頬ずりしたくなるくらい優しい肌触りに感動し、この生地で肌着を作りたい!というのが始まりでした。

二重になってる生地と生地の間の空気の層が、暑い夏は通気性を高め、冬は保温性を発揮してくれるので、冷えが気になる方には、通年着ていただくことができます。

洋服には、牛乳パック59%、リネン41%の組み合わせから生まれた、「REPAC」という、和歌山産のちょっと珍しい生地を使用しました。

この生地を知ったのは、セレクトショップ「rebero」のオーナーさんに紹介していただいたのがきっかけ。触ってみると、リネンのようでもあり、綿のようでもあり、程よいハリがあって艶感もある……。初めての触り心地でした。

そんな独特の風合いに興味を持ち、まずはシャツを作ることからスタートしました。

※reberoさん