
心と体をゆるめるには、五感を活用する
「まず、あなたが一番楽しかった記憶、リラックスする色や香り、ぬいぐるみなど柔らかいものを触った感覚を思い出してみましょう。そして、満足した気持ちになってから体にアプローチすると、ゆるめやすくなります」と木村さん。
とはいえ無意識に緊張している体から、力みをとるのは意外と難しいもの。
「そんなときは、ふとんの上などで横になり、思い切り体に 力を入れてから、ふーっと力を抜いてみてください(写真下)。これが、体から力が抜けた感覚です。
そして、顔や体に力が入っているな、と感じたときは、ふわふわのフェイスブラシで、顔や首をなでてみましょう。心地よく、緊張が解けていきます」

(広告の後にも続きます)
夜眠る前に、自分の体をいつくしむ
木村さんは、夜寝る前にひじやひざなどの関節、体の脇など「今日も一日、よくがんばったね」となでていつくしむことを習慣にしています。
「お腹が痛いとき、手を当てたら少しラクになったという経験はありませんか。やさしく触れることで、脳の伝達神経物質“オキシトシン”が分泌され、脈拍や血圧も安定し、幸福感が得られます。
いつでも自分を認め、安心させてあげる。張りつめた心身をゆるめて、眠りにつくことを習慣にしましょう」