
「ときめく」より「軽くなる」を基準に
片付けと聞くと、「ときめくものだけを残す」という方法を思い浮かべる方が多いでしょう。ですが、50代からの片付けは「ときめき」よりも「心が軽くなるかどうか」を基準にするのがポイントです。
たとえば、クローゼットを開けてみましょう。

・若い頃に買ったブランドのコート(今は着ない)
・いつか痩せたら着ようと思っているワンピース(10年以上経過)
・「もったいない」と思って残している服(でも着ない)
これらを見たとき、気分はどうですか?
「いつか着るかも」と思うと手放せませんが、実際には「着なければならない」というプレッシャーになっていることも多いのです。
そういうものこそ、思い切って手放すことで、気持ちが驚くほど軽くなります。
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未来の自分がラクになる片付け
「片付けは、未来の自分へのプレゼント」です。
今の自分が持っている荷物は、未来の自分が管理しなければならないもの。増えれば増えるほど、後で苦労するのは自分自身です。
特に気をつけたいのは、「人に迷惑をかけたくない」と思っている人ほど、実は家の中にたくさんの物を抱え込んでしまっているということ。
「子どもに迷惑をかけたくないから、遺品整理をしなくてもいいように片付けておく」という方も増えています。
では、何から始めればいいのでしょう?

おすすめは、「一つ選んで手放す習慣をつける」こと。
・使っていないバッグを一つ手放す
・賞味期限の切れた食品を整理する
・本棚から読まない本を一冊処分する
この小さな積み重ねが、大きな変化を生みます。