22の新プロジェクトがもたらす雇用と経済効果
今後、モンゴルの亜鉛生産は大幅に拡大する見込みである。現在操業準備中または進行中の22のプロジェクトでは、2024年から2063年の40年間で5,644人の雇用を生み出し、1,804万トンの亜鉛製品(亜鉛含有量210万トン)を生産する計画である。これにより、総売上は19.1兆トゥグルグ(約8,233億円)、国家および地方予算への納税額は4.5兆トゥグルグ(約2,000億円)に達すると予想される。
平均すると、これらのプロジェクトは年間67~804人を雇用し、1,700~16万4,200トンの亜鉛精鉱を生産・輸出し、年間売上は49億トゥグルグ(約2億円)~1.5兆トゥグルグ(約647億円)、納税額は8億トゥグルグ(約3,000万円)~4,378億トゥグルグ(約189億円)にのぼる見込みである。本調査では、こうした亜鉛産業の大幅な成長が、モンゴルの経済や雇用に今後数十年間で大きく貢献すると結論づけている。