35歳で第1子を出産した直後から左ふくらはぎの痛みが出現。すぐに整形外科を受診しましたが、明確な原因はわからず様子見ということになりました。その後、育児に追われて目まぐるしい日々を過ごしていく中で、痛みはなくなっていきました。しかし、それから7年がたった42歳のころ、徐々に痛みがぶり返してきたのです。そのまましばらくは生活していたのですが、やはり気になったため再度病院を受診。そこで、驚きの病名が判明したのです。
痛みの原因は妊娠出産に伴う姿勢の変化によるもの
私は35歳で初めての出産を経験した際、妊娠中からさまざまな体の変化を感じ、うれしく思うこともあれば、「妊娠によるものじゃないかもしれない。このままだったらどうしよう」と不安に思うこともありました。感じていたさまざまな変化は、出産後、うそのようにほとんどなくなっていき、ホッとしたのもつかの間、出産して1カ月がたったころ、少しずつ左ふくらはぎの下辺りに痛みを感じるようになりました。
日常生活には支障はないものの、なかなか痛みがなくならないため、子どもを母親に預け、整形外科を受診しました。病院でX線検査を受けたところ、そのときは特に明確な原因はわかりませんでした。医師からは、妊娠中はおなかが大きくなることで姿勢も変わるから、負担が掛かったのかもしれないと言われました。たしかに、脚だけではなく腰が痛くなることも多かったため、負担はあったと思います。
その後は、湿布をしながら日々の育児に追われる日々を過ごしていたのですが、ふと気付くと痛みをまったく感じなくなっていました。「やっぱり妊娠中の姿勢が原因だったんだ」と思い、痛みがなくなったことに安心していました。
しかし、それから7年ほどたったころ、左ふくらはぎの同じ箇所に違和感が出始めました。
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ぶり返した痛みの原因は加齢!?
違和感は少しずつ痛みに変わっていきました。初めは、過去に病院を受診したこともあり、「何も見つからなかったからまた少し様子を見よう」と思っていたのですが、なかなか痛みが引かず、さらには腫れてきたため、再度病院を受診することにしました。
前回とは違う病院だったのですが、そこで診断されたのが「アキレス腱周囲炎(アキレス腱とその周囲に炎症や変性が起こり、痛みが生じる病気)」でした。
7年前に受診したこと、X線検査では何もなかったことを伝えましたが、そのときには何もなくても負荷が蓄積されて症状として現れることがあると言われました。そして、それは年齢とともに現れた可能性があるとのことでした。加齢によりアキレス腱周囲の柔軟性や血行が悪くなったようです。
私の場合は、特に7年前に1度症状として現れていたため、元々悪かったところに負荷の蓄積と加齢が影響して痛みが出たのかもしれないとのことでした。しかも、私には運動習慣がほとんどなく、それも要因の1つだと言われました。