「それ、認知症かも?」親の違和感に早めに気づくための6つのポイントとは

「あれ、以前からこんなだったかな?」、「いつもと違うかも……」。家族だからこそ気づくほんの少しの違和感が、ご家族の認知症の早期発見につながるかもしれません。認知症は、早めの発見が大切です。

本人が自覚しにくい認知症。だから家族の気づきが大切

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単なるもの忘れと認知症によるもの忘れとは、どのような違いがあるでしょうか。

例えば、今日はお友だちと会うのに約束の時間を忘れてしまった、ということは誰にでもあるので、単なるもの忘れといえるでしょう。しかし、約束そのものを忘れてしまう場合は、認知症の疑いがあります。もしご家族の言動で気になることがあれば、専門医の受診を勧めてみましょう(※1)。 

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いろいろある認知症の初期症状

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そうはいっても病院で診てもらうほどの症状かどうか、なかなか判断しづらいものです。そこで、認知症の可能性がある症状をご紹介します。医学的診断基準ではありませんが、参考にしてみてください(※2)。

①もの忘れ
・ついさっき話した人の名前を忘れる
・同じことを何度も言う、聞く、行う
・片付けができず、いつも探し物をしている

②判断力や理解力の衰え
・料理、片づけ、計算や運転などのミスが増える
・新しいことを覚えられない
・話のつじつまが合わない

③時間や場所が分からない
・約束の日時や場所を間違える
・慣れたはずの道で迷うことがある

④人柄が変わる
・怒りっぽくなった
・頑固になった

⑤不安感が強くなる
・ひとりになると怖がる、寂しがる
・外出時に何度も持ち物を確かめる
・「頭が変になった」と本人が訴える

⑥意欲がなくなる
・下着を替えないなど、身だしなみにかまわなくなった
・趣味や、好きなテレビ番組に興味を示さなくなった
・ふさぎこみがち、。またはなんでも億劫になる