
文具のとびら編集部
本サイト編集長の高畑正幸文具王が監修した、千葉市科学館の春・GWの企画展「文房具大解剖!」が2025年3月20日(木)から5月6日(火)まで開催中。同展では、思わずだれかに伝えたくなるような「文房具にまつわる画期的なアイデアや技術」の数々を紹介している。
親子で楽しめるワークショップなども展開
会場では、①文房具大解剖!:紙やペンにはどのような違いがあるのでしょうか?比べてみましょう②文房具ってなんだ?:文房具はいつからあるのでしょうか?ボールペンの前は何を使っていたのでしょう?③変わり続ける文房具:やる気のでるペン、水で書く習字、バナナで作る紙…?④わたしの文房具:研究者や建築士、科学イラストレーターはどんな文房具を使っているのでしょう?⑤文房具アート:ペーパークイリングや消しゴムはんこなど、文房具を使ったアート作品が勢ぞろい!――という構成で、文具の歴史や豆知識、文具を使ったアート作品などを多彩に展示している。
鉛筆やボールペンなどの筆記具や消しゴム、紙などについて、実際に文房具の展示を行いながらパネルで詳しく解説。また、鉛筆とボールペンができるまでを動画で紹介している。
機能や特徴を商品名にした、まさに“体は名を表す”という言葉がぴったりな文具も展示
左利き用の文具など多様性に配慮した文具も紹介

研究者や建築士、科学イラストレーターが使っている文具を展示。建築士の文具(下)は、PCでの作業が主流となった今日ではあまり見かけなくなったスケール類や製図用シャープペン、大型の製図台などを紹介
文具を使って創作活動しているアーチストの方の作品も展示。(写真左から)千葉県在住の折り紙作家ユニット・oriha/折葉(勝川東さん・長山海澄さん)の作品、ろくろに貼ったホワイトボードシートに絵を描き、それを回すとアニメーションのように動くというユニークな「ろくろアート」をYouTubeで公開しているという木佐貫洋平さんの作品、千葉県在住の消しゴムはんこ作家・kanocoさんの作品。
会場外には、鉛筆を作る際に出るおがくずを再利用した北星鉛筆のおかくず粘土「もくねんさん」を使って作った粘土作品を展示している。
パイロットコーポレーションが使用済みペンのリサイクルプログラムの一環として全国の文具店などに設置している使用済みペンのリサイクルボックスを同展会期中に設置している
また、オリジナルメッセージカードを作る常設ワークショップを展開するほか、会期中に関連イベントとして科学イラストレーター・箕輪義隆氏によるライブドローイング、葦ペン製作体験とドローイング体験講座、おがくず粘土でのストラップ作りや蛍光ペン、オリジナルマーキングペン作りも行う。
常設ワークショップコーナー。同コーナーに設置されているペンから好きなものを使ってオリジナルのメッセージカード作りが体験できる。
会場に隣接するミュージアムショップでは、同展開催に合わせて文具関連のグッズを販売。消しゴムはんこ作家・kanocoさんの作品を使ったグッズも販売している。

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