世界が注目! 植物を枯らさないための最新技術「バイオスティミュラント」とは
気候変動による植物の生育への悪影響は、日本だけではなく世界的な問題です。食糧不足への影響も懸念されるため、さまざまな研究が行われている中で、世界中で熱い注目を浴びている農業資材カテゴリーがあります。それが、「バイオスティミュラント」。耳慣れないワードですが、バイオスティミュラントとは、直訳すれば「生物刺激剤」。植物に刺激を与えることで、植物が本来持つ、乾燥や光量不足、暑さ・寒さなど、植物の生育不良を引き起こすさまざまな環境ストレスに対しての抵抗力を引き出し、厳しい環境にも耐えられる丈夫な植物を育てるという、農薬でも肥料でもない、全く新しい技術です。
このバイオスティミュラントの利点は、枯れにくく丈夫に育てるだけではありません。植物自体のポテンシャルを引き出し、パフォーマンスも大幅にアップ。株のボリュームや花付き、収穫量が増加するという効果も実証されています。まさに、今までの農材カテゴリーから一変し、今後の植物栽培ではスタンダードになっていくであろう、夢の新技術なのです。
そんな気になるバイオスティミュラント技術を、家庭のガーデニングにも取り入れられる新商品が、住友化学園芸から2025年春に発売されたバイオスティミュラント活力液「X-ENERGY(エックスエナジー)」。まるでエナジードリンクのような名称ですが、疲れた時ではなく日常的に摂取することで、植物がもっている本来の底力を引き出す効果が期待できます。
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植物本来の力を覚醒! バイオスティミュラント成分配合の活力液「X-ENERGY」

「X-ENERGY」は、このバイオスティミュラント成分を配合した家庭園芸用の活力液という、ガーデニングのゲームチェンジャー的製品。植物を刺激して、根張りをよくし、根をグングン伸ばすことで、芽出しや花付きがよくなるだけでなく、夏の暑さや冬の寒さ、日照不足、植え替え時のストレスにも強くなり、暑さや寒さをものともしない、ローメンテナンスでもたくましく育つ植物へと導きます。希釈して使うためコスパがよく、使い続けることで土壌中の微生物が活性化して土質の改善も期待できるのも嬉しいところ。根の活着を促し、また暑さに強い株へと育ててくれるので、夏へと向かう今の時期の植え付けにぴったりです。
花数や家庭菜園の収穫量もアップ! 「X-ENERGY」使用実例
「X-ENERGY」を使用したパンジーと未使用のパンジーの根張りの比較。違いが一目瞭然!
サンパチェンスの比較実験では、花付き・ボリュームが格段にアップ。
その効果のほどは、「使えば実感できる!」と担当者が胸を張るほどの自信作。特に根の生長具合を比較すると、使用した株と未使用の株で歴然とした差が! 植物の生育を支える土台となる根がしっかりすれば、植物全体のパフォーマンスがぐんとアップするのもうなずけますね。近年の酷暑で夏バテしがちな夏野菜や夏の花のケアにもぴったりです。

野菜の収穫量もアップ! 家庭菜園にもおすすめ。
そもそも活力液とは? 液肥との違い

この「X-ENERGY」は活力液。液体肥料(液肥)とは異なります。活力液は植物を元気に育てるための液体資材、という点では液肥に似ていますが、肥料成分を含むかどうかが両者の大きな違いです。液肥は植物に養分を与え、勢いよく育てるためには有効ですが、弱った植物に肥料を与えると、元気にさせるどころか根を傷めるなどのダメージとなり、致命傷になりかねません。そんなときこそ肥料分を含まない活力液の出番。活力液は弱った植物にも安心して使えるのが大きなポイント。植物を健康に育てるためのミネラルなどを配合しており、回復させるのに有効です。また、植え付けや株分けの際は根を露出させるため、どうしてもダメージを与えがちになるので、活力液が活躍します。活力液を与えることで、植え替え時の根のダメージを軽減し、根の活着をよくしてより早く生長させる効果も。もちろん、弱った状態で使うだけでなく、定期的に与えることで日々のストレスを軽減し、より健康で丈夫な株に導きます。