潔癖症だけではなかった!別の驚きポイント

義母は、何でもしっかりとこなす几帳面タイプ。私からしたら、あれもこれもと頑張りすぎてしまう性格のようにも見えました。滞在中も、毎回しっかり献立を考え食事を作り、洗濯もきっちりこなし、夫のお弁当まで作ってくれていました。専業主婦ってすごいなと感心していたのですが、やはり無理をしすぎ、いろいろな気持ちがたまっていたよう。だんだんと、私に愚痴をこぼすようになりました。

「私が子育てをしていたころ、お義父さんは何もしなかった」「自分のときは親の介護と子育てで大変だった」という内容のものから始まり、夫の弟のお嫁さんの愚痴や過去の苦労話を延々と聞かされるように。私は夜間授乳と寝かしつけでの眠気をこらえて、「うんうん」と義母の気持ちをくみとりながら話を聞いていました。義父の前で本人の愚痴を話されたときには、反応に困りましたが……。

そんな毎日が続いていたある日、義母が義父を大声で怒鳴りつけ、台所の隅で4時間ほど体育座りをするという事件が勃発。理由は、いつも決まった時間にお風呂を洗うという約束を、お義父さんが忘れていたからとのことでした。義父はいつも義母の言いなりです。お風呂の洗い忘れが、直接の理由ではなく、たまったストレスが爆発したのではないかと思います。夫いわく、義母はかんしゃく持ちとのこと。今までそのような人が周りにいなかったため驚きましたが、「なるほど」と納得しました。

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まとめ

3週間ほどの滞在中、義実家は本当に良くしてくれ、育児に集中できる環境であったことにはとても感謝しています。これまでは程よい距離感を保っていたため、わかりませんでしたが、一緒の時間を多く過ごすことで知らなかった義母の一面があらわになりました。

普段はやさしい義母なのですが、きっちりと物事をこなせない、自分の思いどおりにならないことがあると、どうしても感情が抑えられないようでした。何事も近すぎず、やりすぎず、バランスを取ることが必要だなと感じる出来事でした。今後は、ちょうど良い距離感で義実家と付き合っていきたいと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

イラスト/ほや助

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)

著者/田中 里奈
40代主婦。アクティブな夫と2019年生まれと2021年生まれの、やんちゃな男の子の4人家族で生活。じっとしているのが苦手で、お休みの日は子どもを連れて絶対お出かけしたいしたい!最近は夫と休みが合わずもんもんとしている。