
◆出張中のお父さんたちは浮き足立っている

銀座のクラブは出張中のビジネスパーソンが羽を伸ばす場でもあります。その中には「一応、ホテルの部屋はツインです」と浮き足立っているお父さんも……。
ホテルのお部屋がツインであることを、本当にただ教えてくれただけなのかもしれません。でも多くの場合は下心があって、スケベなことがしたいし、するつもりで宿泊しているホテルについてわざわざ話題にしているはずです。
ところが、それではなかなか「スケベなこと」まではたどり着けません。なぜでしょうか。
では、さっそく解説します。
◆「一応、ホテルの部屋はツインです」ごときでどうにかできるわけないでしょ
出張先のキャバクラやクラブで出会った女の子に
「一応、ホテルの部屋はツインです」
と、何やら期待のこもった目で訴えているそこのあなた。
加えて
「部屋から夜景が見れるんだ」
「お風呂からは東京タワーが見えるよ」
「一緒に飲みなおさない?」
と、張り切っているそこのあなた。
もちろんスケベなことがしたいし、あわよくばしようと思っているけれど、そのような意図については明確に言及しないことで、いざという時の「逃げ道」を残しているつもりなのでしょう。さらには賢く、スマートにふるまっているつもりでさえある。
しかし、おそらく多くの場合はこうです。
その日の売上次第では、「一緒に飲みなおさない?」まではお付き合い可能なホステスも中にはいます。ちゃんと夜景を見て、バスタブ越しに東京タワーも見て、ワインをあけて、でもちゃんとドレスもパンティも脱がないまま帰ります。
おおかた、彼女にとってこのようなお誘いは日常茶飯事。いざという時の「逃げ道」を用意しているようなあなたたちおじさんを散々相手にしてきています。その百戦錬磨を「一応、ホテルの部屋はツインです」ごときでどうにかできるわけありません。

