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資産10億円の不動産投資家が語る「お金が増える人の消費哲学」。富士山頂の“500円ジュース”が安いワケ

資産10億円の不動産投資家が語る「お金が増える人の消費哲学」。富士山頂の“500円ジュース”が安いワケ

東京23区の中古ワンルームマンション中心に不動産投資を展開。現在、38戸の物件を所有し、資産額10億円、年間家賃収入4000万円の個人投資家・村野博基氏。村野氏は“賢い”「お金の使い方」に関してもこだわりを持っています。多くの方が行っている「安いから買う」という消費行動に対して疑問を呈します。どのようにお金を使うのが賢い消費のルールなのか。自身の経験をもとに語ります。

(本記事は、『戦わずして勝つ 不動産投資30の鉄則』より一部抜粋、再編集したものです)

買い物
写真はイメージです

◆「安いから買う」のは“お金に縛られている

みなさんは買い物においてルールはありますか? 割引になっている商品を見つけたとき「元値を考えればお得だ」と購入する方も多いのではないでしょうか。私自身も昔は「2着買ったら1着タダになるスーツ」を購入したり、小腹が空いたときに食べるグミや飲み物などを「どうせ毎日食べるのだから、コスパがいい方がいい」と箱で大量買いしていたりしていました。

しかしある時から何かにお金を使うとき「1.3倍ルール」を課すようにしました。「今の金額よりも1.3倍高い値段であっても購入するか?」を考えるのです。1.3倍の値段でも「欲しい!! 買う!」と思えるならば、それはあなたにとって必要なものです。もし購入した場合、購入した時点で0.3倍分の価値をトクしたことになり、買い物が単なる消費ではなく価値を産み出す行為に変わります。反対に「ちょっと高いかも……!?」と一瞬でもよぎるのであれば、買わない方が懸命です。

◆値段以外の“判断基準”を持とう

さらに値段が「高い・安い」以外にも判断基準を持っていた方が良いと思います。それは「経験」と「時間」です。その商品やサービスを買うことで、今まで経験したことのない新しい体験ができるであれば、それはお金の使い方としてはアリだと思っています。

一例として、「ものすごく下らないこと」にお金を使ったとします。この消費自体は「単なる無駄遣い」でトクは全くありません。一方でその経験を活かすことができれば、「その消費は無駄にはならず、有意義な消費」と言えるでしょう。そのエピソードを「話のタネ」にすることができれば……。ひょっとしたら周囲から「話の面白い人」という評価が得られるかもしれません。1分未満の小ネタでも、何度も使うことができれば大きな武器になります。こう考えると、今まで隠れていた商品やサービスの新しい価値が見えてくるかもしれません。


配信元: 日刊SPA!

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